イマージョン教育を導入している小学校
最後は、イマージョン教育を導入している小学校をご紹介します。日本で最初にイマージョン教育を取り入れたとされる静岡県の加藤学園暁秀初等学校など3つの小学校をご紹介します。
加藤学園暁秀初等学校(静岡県)
静岡県沼津市にある学校法人加藤学園は、幼稚園から高等学校まである共学の私立学校です。1992年から英語イマージョンを日本で初めて導入しています。創立以来、小学校1年生の段階から週に3時間の英語学習を行っており、バイリンガル教育に力を入れている学校です。
小学校では、算数、理科、生活科などのいくつかの教科を英語を使って学習しています。1日の50%以上を英語の環境で過ごすことで英語力の習得と異文化理解の育成が行われています。
また、加藤学園の中学校、高等学校のバイリンガルプログラムは、国際バカロレア認定校に選ばれており、幼稚園、小学校で学んだ英語力をそのまま生かすことができます。
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LCA国際小学校(神奈川県)
「国際人を育てる」ことを教育理念に挙げているLCA国際小学校は、独自のアクティブイマージョン教育を取り入れている共学の私立学校です。クラス担任は、1年生から5年生までが全員英語のネイティブスピーカーです。
1年生から3年生までは、80%の授業を英語で行っています。4年生以上も50%以上は英語で授業が行われています。卒業までに、英検2級以上の英語力を身につけることが目標とされています。
また、英語だけでなく、日本語や日本の歴史・文化の学習にも力を入れており、日本の伝統文化である茶道や華道もアフタースクールカリキュラムに組み込まれています。日本語での作文指導も行われており、英語イマージョンとのバランスを意識した学習が行われています。
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ホライゾン学園仙台小学校(宮城県)
2016年に開校したばかりのホライゾン学園仙台小学校は、東北で始めて英語イマージョン教育を行う私立学校です。
担任は、日本人と外国人の2人体制で、教科の5~6割を英語で学習します。算数などの教科学習も英語で行われています。なお、幼稚部もあり、そちらは全ての学校生活が外国人担任により英語だけで行われます。
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まとめ
イマージョン教育は、外国語を使いこなすための非常に実践的な学習方法です。グローバル化が進み、英語を話すことが国際社会では当然になっている社会では、子供の進学先にイマージョン教育を取り入れている学校を選ぶのも一つでしょう。この記事が、子供の将来の進路を選ぶ参考になれば幸いです。
参考
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