中学生になると不良が増加? 原因や子供との接し方のポイントを紹介 - cocoiro(ココイロ)

「小学生よりも中学生の方が不良になりやすい」、そんな話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。中学生というと、反抗期を迎えたり、親子の時間よりも外で過ごす時間を優先するようになるなど、家庭環境が変化しやすい時期なのかもしれません。今回は、中学生で不良が増加する理由や、子供との接し方について紹介します。

中学校で不良になる理由

小学校と中学校では、子供が成長する分野に大きな違いがあります。中学生になると不良が増加するといわれている理由として、主に以下のような原因が考えられるといいます。

人間関係の変化

「小学校では普通の子供だったのに、中学校に入ってから様子が変わった」と感じる場合は、子供の人間関係の変化が原因として大きいのかもしれません。中学校では小学校よりも生徒数やクラスの数が増えることが多く、新しい人間関係を構築する必要があります。小学校のころはあまり意識していなかった先輩や後輩の関係、さらに学級担任制から教科担任制への変化など、先生や他の生徒との関係も大きく変わります。

中学校になると授業時間が長くなり、内容も難しくなるなど、学習面でも変化が起こります。環境の変化は子供に大きな不安を与えるものです。変化に対応することができず、ストレスがたまりやすい時期であることが、子供が非行に走る原因の一つとして考えられます。

親と子の関係の変化

子供が小学生の頃は、親子で過ごす時間が多く、親が子供の面倒を見るのが当たり前という家庭も多いことでしょう。ところが、子供が中学生になると、子供に自立を促すようになる親が多くなる傾向があります。子供にとっては急に親との距離が遠くなったように感じられ、孤独に感じてしまうこともあるかもしれません。そして、その反動で親と距離を置くようになったり、親子で話す時間が減るなど、親子関係の悪化する可能性があります。