学校教育の最上位!日本と世界の高等教育機関を分かりやすく解説!

高校と高等教育機関を同じに考えている方も多いのではないでしょうか? 高等教育機関は、高校とは別物で、一般的には大学や専門学校のことを指します。今回の記事では、高等教育機関の種類や海外の高等教育機関についてご紹介します。学校教育の理解を深めるための参考にしてください。

高等教育の役割=「課題探求能力の育成」

教育機関は、初等教育機関、中等教育機関、高等教育機関の3つに分けられます。初等教育機関は主に小学校を、中等教育機関は、中学校と高校(高等学校)を指します。この中等教育機関に続くのが高等教育機関です。

文部科学省は、高等教育の役割を学部と大学院に分けて、下記のように説明しています。

学部段階においては、初等中等教育における「自ら学び、自ら考える力」の育成を基礎に「課題探求能力の育成」を重視するとともに、専門的素養のある人材として活躍できる基礎的能力等を培うことを基本として、次のように教育内容を再構築する必要がある。

(引用元:第3章高等教育の役割|文部科学省

学部段階では、課題探求能力の育成を重視し、教養教育や専門教育、外国語教育などを行うことを役割としています。

今後、専門性の向上は大学院で行うことを基本として考えていく必要があり、大学院においては、その教育研究水準の向上とあいまって、全体として研究者養成に加え、高度専門職業人の養成をも重視した、多様で活力あるシステムを目指すことが重要である。このような観点から、次のようにそれぞれの課程の目的・役割を明確化していく必要がある。

(引用元:第3章高等教育の役割|文部科学省

大学院の段階になると、専門性の向上が求められています。このように、高等教育機関では、初等・中等教育で得た学びをより広げ、専門性を深めることが大切だと考えられています。

3種類の高等教育

高等教育は、大学や大学院のようなアカデミックなことを学ぶ一般教育、職業に直結する内容を学ぶ職業教育、そして専門職大学院などの実践的なスキルを学ぶ高度専門職業教育3つに大きく分かれます。詳しい内容をご紹介していきます。

知識や論理を学ぶ一般教育

一般教育を行う高等教育機関には、大学があります。大学では、一般的な教養に加えて、専門的な知識や論理を学びます。

大学ができたのは、中世のヨーロッパ時代で、文法学・修辞学・論理学・算術・幾何・天文学・音楽のリベラル・アーツが広く行われてきました。

知識や論理だけでなく応用を学ぶ職業教育

職業教育は、名前のとおり、職業大学や養成学校と呼ばれる高等教育機関です。養成学校の種類は多く、教員養成学校、俳優・タレント養成学校、聖職者養成学校、警察官養成学校、動物関係の養成学校、医療関係の養成学校など、多岐にわたります。

ここでは、大学とは異なり、アカデミックな学びだけではなく、現場での実習やフィールドワークなど職業に必要な実践的なことも学びます。

実践的なスキルを学ぶ高度専門職業教育

専門職業教育は、高度な専門性が求められる職業を担うための教育が行われます。例えば、法科大学院や経営大学院、教職大学院などがこれに当たります。

また、アメリカに多く見られるプロフェッショナル・スクールもその1つで、建築学、経営学、公共政策学、法学、ジャーナリスト養成、医師養成、理学療法士養成など、さまざまな高い専門性を求められる職業を学ぶ学校が設置されています。