やり方次第!効果が実感できる取り組み方とは
せっかくタブレット学習をするなら、効果を実感したいもの。ここでは効果的な取り組み方をご紹介します。
効果アップのために親ができること
タブレット学習が楽しめるようになると、子供は進んで取り組むようになります。採点やスケジュール管理などもタブレットが行うため、親の負担は大きく減るでしょう。タブレット学習をより効果的にするためには、親の関わりも必要です。
「幼児教室ひまわり」の塾長・熊野貴文氏は、より効果的な取り組み方として、「タブレット+親」というハイブリッドな学習法を提案しています。
・漢字やことわざについて、大まかな部分はタブレットで覚え、間違った部分のみを親が紙にまとめてあげる
・引き算の概念を理解する目的でタブレットの映像を活用する
・お買い物の空き時間に、タブレットで勉強する
(引用元:灘中卒の私が考える・・・タブレット教材の上手な使い方|幼児教室ひまわり)
紙での学習を併用する
タブレット学習は子供の勉強をサポートする強力なアイテムですが、紙を使った学習にも良い点はたくさんあります。NPO法人教育テスト研究センター(CRET)理事の赤堀侃司教授はインタビューで以下のように語っています。
だからといって小学生にタブレット端末のみを使用した学習が有効であるというわけではありません。小学校時代は、知識をしっかり定着させる大事な時期です。デジタル機器を用いた学習と合わせて、従来のように紙を使って、計算や漢字の書き取りの学習をさせる必要があるでしょう
(引用元:第4回【識者インタビュー】子どもの探究力を伸ばすタブレット端末の可能性 ~2つの実験から見えてきたもの~|Benesse教育総合研究所)
赤堀教授によると、タブレット学習と紙を使った学習には以下のような優位性があるようです。
学習法 | 優位性 |
タブレット学習 | 発展的に考える・自分の意見を表現する |
紙での学習 | 基礎的な問題を記憶する |
(第4回【識者インタビュー】子どもの探究力を伸ばすタブレット端末の可能性 ~2つの実験から見えてきたもの~|Benesse教育総合研究所 より筆者作成)
学校の宿題はテキストやプリントがほとんどのため、宿題とタブレット学習を併用することで、より効果が上がるといえるでしょう。
まとめ
今回は、勉強嫌いな子供でも楽しく取り組めるタブレット学習についてご紹介しました。親が指導することが理想かもしれませんが、現実は「子供がまじめにやらない」「お互いイライラしてしまう」ということが多いようです。子供が自主的に勉強できるように工夫されたタブレット学習を使うことで、まずは「学習習慣をつける」「勉強が嫌いではなくなる」ことから始めてみるものいいかもしれません。
参考
タブレット学習サービス10選を徹底比較。メリット・デメリットも併せて紹介|TECH::NOTE
タブレット学習が向いているのはどんなタイプの子どもか考えてみました。|小学生ライフ!毎日の勉強と習い事の話
「タブレット学習で我が子の視力が落ちる?」視力維持5つのポイント|元教育のプロがこっそり教える子供教育ブログ
勉強が苦手・続かない小学生にこそ、タブレット学習をオススメする7つの理由| パート主婦大雪のお気楽BOX
灘中卒の私が考える・・・タブレット教材の上手な使い方|幼児教室ひまわり