知っておきたいタブレット学習Q&A
タブレット学習に関する疑問を解消しましょう。
タブレット学習は目に悪い?視力が低下しないか?
目が悪くなる原因のひとつとして、「近くのものを長時間見続けること」が挙げられます。近くとは、だいたい30cmくらいを指します。スマートフォンや携帯ゲームを使うとき、画面と顔との距離はおよそ20cm以内とされていますから、タブレット学習の使用には少し注意が必要です。
視力低下の問題は、タブレット学習に限らず、読書や紙のテキストを解くときなどにも当てはまります。目と対象物(タブレットや紙のテキストなど)の距離や時間さえ守れば、過度に不安がることはないでしょう。
参考
子どもは目の疲れを感じないので注意! スマホ・ネット利用で親が知っておきたい4つのこと|AERA dot
視力低下を防ぐために守りたい3つのこと
タブレット学習で視力低下を防ぐためにはどのようにしたらいいのでしょうか。専門家の意見を参考に3つのポイントにまとめました。
①きちんと座って、30cmは離して見る
顔とタブレットの距離が近いと、目に負担がかかります。タブレットは紙での学習と違い、ソファやベッドで寝転がった状態でも使えますが、寝転がると必然的に顔が画面に近づきます。きちんと座って、タブレットから30cmは離れて見るようにしましょう。
②適度に休憩をして、長時間使わない
小児眼科や眼精疲労に詳しい浜由起子氏は以下のように話しています。
子どもは目の疲れを感じません。子どもの目は、見たい場所にピントを合わせる調節力が非常に強いのが特徴。10歳前後までは特に強く、長時間近くを見続けていても疲れを感じません。
(引用元:子どもは目の疲れを感じないので注意! スマホ・ネット利用で親が知っておきたい4つのこと|AERA dot. )
子供は集中すると、時間を忘れてしまいがちです。タブレットでの学習が、15~30分ごとに休憩をはさむといいでしょう。
③ブルーライト対策をする
ブルーライトとは、パソコンやスマートフォンなどの画面から出ている光です。眼科医の綾木雅彦氏は、ブルーライトが人体へ及ぼす影響として以下の2つを挙げています。
- 眼精疲労の原因
- 体内リズムが乱れる。睡眠の質が低下する恐れがある。
眼精疲労は視力低下につながる恐れがありますから、ブルーライト対策をするといいでしょう。
参考
おすすめのブルーライト対策!
すぐにでも始められるブルーライト対策をご紹介します。
【対策①】PCメガネ
かけるだけでブルーライトから目を守ってくれるアイテムです。メガネ専門店だけでなく、インターネットでも手軽に購入が可能で、価格も2,000円台からと手頃。子供の顔に合ったサイズを選ぶと失敗しません。
【対策②】保護シート
タブレットの画面に貼り付けるだけでブルーライトをカットするアイテムです。商品によっては、シートを付けたほうが書き心地が良くなるものもあるようで、人気があります。タブレットのキズ防止としても活躍するでしょう。
解約後のタブレットの使い道
専用のタブレットを購入する場合、気になるのが解約後のタブレットの使い道。解約後に普通のタブレットとして使えるのは、当記事でご紹介した中ではスマイルゼミだけでした。ただし、スマイルゼミのタブレットを普通のタブレットとして利用する場合は、これまでの受講データを初期化する必要もあります。
チャレンジタッチ、スマイルゼミ、RISU算数ともに、解約後も受講時のコンテンツが引き続き利用できます。利用可能な範囲や期間はそれぞれ異なりますので、公式サイトで確認してください。
参考
タブレットは普通のAndroidタブレットとしても利用できるのか|ジャストシステム
タブレット学習は本当に効果があるの?
タブレット学習には、子供の勉強意欲を刺激したり、反復学習に優れていたりと、たくさんのメリットがありますが、これだけで成績が上がる「魔法のアイテム」ではありません。
「間違った問題を繰り返し解く」「きちんと理解する」を徹底することで苦手分野は克服できますが、たとえば、「〇×だけつけて、次へ進む」「簡単な問題しかやらない」場合だと、効果が薄い可能性があります。
どんな勉強法にも「100%効果がある」ものはありません。タブレット学習もやり方次第で、期待する効果が得られるでしょう。