学校図書館法改正で何が変わる?子供の学びと情報リテラシーを育む - cocoiro(ココイロ) - Page 2

学校図書館の意義と役割は変化を続けている

学校図書館は読書センターから情報センターへ

学校図書館は従来、本を軸とした「読書活動」「読書教育」のセンターとして考えられていました。読み聞かせ活動や読書会、読書感想文指導などがその中心的な内容です。しかし今日、学校図書館の役割はそこに留まりません。情報や資料を調べ利用する、情報の使い方を学ぶなどといった、情報センターとしての役割が増しているのです。

調べ学習と学校図書館の役割

学校図書館が授業などで担っている職務は幅広いですが、子供たちの調べ学習に関係する部分をピックアップしてみると、以下のようなものがあります。

①図書館利用法の指導
・図書館資料の利用に関するガイダンス
・調べ物をする際の相談、資料の紹介など
・情報・資料探索のためのツール作成

②教科学習における情報活用の指導
・情報活用力を身につけるための指導
・学校外の情報提供機関(公共図書館など)、人などの紹介

③教師などへの支援
・学校図書館を活用した授業の実践事例の収集、紹介
・図書館と資料の利用に関する教材の作成
・授業に役立つデータベースの構築
・各学年で必要としている資料の収集し、吟味する

役割として、資料そのものの紹介や提供に関わる役割、資料を自力で探し活用する能力の育成に関わる役割があることが分かります。

参考

堀川照代(2012年)『学校図書館を活用した教育/学習の意義』明治大学図書館情報学研究会紀要 No.3

吉澤小百合ら(2017年)『小中学校司書教諭・学校司書の学習支援に関する職務への教員の要望:質問紙調査の分析から』日本図書館情報学会誌 Vol.63, No.3