小学校のプログラミングの授業はなぜ必要?導入する目的とは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

情報活用能力に含まれる3つの能力

情報活用能力に含まれる3つの能力についてそれぞれ説明します。

知識および技能

文部科学省では以下のように、小学校から高校にかけて段階的に情報活用能力の知識および技能を身につけるよう計画しています。

(小)身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。
(中)社会におけるコンピュータの役割や影響を理解するとともに、簡単なプログラムを作成できるようにすること。
(高)コンピュータの働きを科学的に理解するとともに、実際の問題解決にコンピュータを活用できるようにすること。

出典:文部科学省 有識者会議「議論の取りまとめ」

まずはコンピュータの基本操作を学び、それが社会でどのような役割を担っているかを理解し、最終的には自分でコンピュータを使って問題解決できるようになることを目指します。

コンピュータを娯楽のための道具ではなく、社会をより良くするための手段であることを子供のうちから認識しておくことで、大人になったときに情報技術で素晴らしいサービスを開発する子供が現れるかもしれません。