思いやりのある子供に育てるめに家庭でできること
学校では人権教育も行われていますが、家庭でも他人の人権を尊重し、思いやりのある子供に育てるためにできることがあります。最後に、家庭でどのようなことができるのかをご紹介しましょう。
人に親切にする喜びを教える
電車でお年寄りや妊婦さん、けがをしている人などに席を譲るなど、日常生活で相手のことを思いやり、行動を起こすべき機会はたくさんあります。人に親切にして、お礼を言われると、うれしいと感じる人は多いでしょう。まず、子供に教える必要があるのは、人に親切にすることが喜びに変わるという気持ちです。
その喜びを教えるためにも、まずは親が率先して人に親切し、子供にも実践するように促すといいでしょう。
人との違いで差別しないことを教える
耳が聞こえない、目が見えない、体が不自由といったように、何らかのハンディキャップを持つ人、目や肌、髪の色が自分とは異なる人……。社内にはいろいろな人がおり、自分とは異なる特色を持つ人がたくさんいます。
その違いで他者を差別するような子供に育ってほしくないというのは子供のいる家庭にとって共通する望みでしょう。
そのためにできることは親が偏見を持って、周囲の人を差別しない、また、そのようや差別を許さないといった態度を示すことが重要でしょう。
家庭でもいじめについて話し合おう
社会的にも大きな問題となっているいじめ。それは時として、人の命を奪ってしまう可能性のある卑劣な行為です。絶対にしてはいけないということを子供と話しましょう。また、いじめをはやし立てることや、見て見ぬふりをすることも、いじめをすることと同じくらい悪いことであるということを子供に教えることも大切です。それでも、もし、子供がいじめに加担をしていたら、親としてはすぐに止めさせなければなりません。
親は子供の手本であると心得よう
子供にとって、一番のお手本は親です。家庭でできる一番の教育は親が手本を示すということでしょう。
例えば、差別はよくないことだといくら言葉で言っても、親が偏見を持って、他人を差別すれば、子供もマネをするでしょう。自身がお手本であるということを意識して行動をすること、これが家庭でできる一番重要な子供への教育といっていいのではないでしょうか。
まとめ
今回は人権について、ご紹介しました。人権を尊重するということは、社会で人に関わって生きていく中でとても重要なことです。
思いやりのある、他者を尊重できる子供に成長するように、家庭でも人権について考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。
参考
人権とはなんですか | 神奈川県人権啓発活動ネットワーク協議会
家庭教育手帳-小学生(低学年~中学年)編(ワクワク子育て) | 文部科学省