教育課程とは?学習指導要領・大学設置基準に基づく日本の制度解説

「教育課程の改革」「教育課程特例」などという言葉を目にしたことはあるでしょうか。字面から、教育の全体を統括することに関する言葉なのかな? と推察できても、意味が分かりにくい用語ではあります。本記事では教育課程の概念や、日本の教育現場ではどのような教育課程があるのかについて解説します。

教育課程とは?

教育課程とはいったいどのようなものなのでしょうか。身近な学校教育の例で解説します。

年次や教科ごとに系統立てて作られる教育計画のこと

教育課程とは、簡単にいうと教育の計画のことをさします。日本の学校教育では、学習指導要領に基づいて教育課程が作られます。小学校から高校までの「6・3・3」年次を前提に、どの学年でどのようなことを学ぶのかを系統立てて計画します。

毎日の授業という意味では時間割がそれに当たり、学期や年間の計画といったものも教育課程に該当します。また、幼稚園や高等教育にもそれぞれ基準を設けて作られた教育課程があります。

教育課程とカリキュラムの違い

解説を読むと「教育課程とはカリキュラムのことかな?」と感じる人もいるでしょう。現在では教育課程とカリキュラムをほぼ同じ意味で使用することもあります。

一方で、教育課程より広い意味合いでカリキュラムという言葉を使うこともあります。その場合は、教育に対する教育者の姿勢や教育のコンセプトなど、教育をする前段階にある物事もカリキュラムに含まれることがあります。教育課程という意味で「カリキュラム」という言葉を使っているのか、その定義はシチュエーションや人によっても異なると考えておくといいでしょう。