教育問題へアプローチしているNPO
日本には多くの教育課題があります。では、これらの教育課題に対して、どのようなアプローチができるのでしょうか? 今回は、3つの教育課題にアプローチしているNPO(非営利組織)をご紹介します。日本の教育課題に対して、どんなアクションができるのか参考になれば幸いです。
NPO法人フリースクール全国ネットワーク
NPO法人フリースクール全国ネットワークは、2001年から活動しており、子供たちの学びを多様にし、子供たちに合う教育が選択できる社会を目指している団体です。
全国のフリースクールをネットワークとしてつなぎ合わせて、イベント行ったり情報発信を行っています。学校に行けず悩んでいる子どもやご家庭が、自分に合った学校や学びの場を見つけるために活動をしています。
参考
不登校・フリースクール情報|NPO法人フリースクール全国ネットワーク
Teach For Japan
Teach For Japanは、「教室から世界を変える」という力強いメッセージを発信しているNPOです。生まれた環境や地域に関わらず、すべての子どもが素晴らしい教育を受けることができるように、情熱を持った人材を公立の小中学校に教師として赴任させるという活動をしています。
情熱を持った人材が、教師として2年間、学校現場の先生方と協働することで、教育課題に積極的にアプローチします。また、2年間のプログラムを経た教師たちは、学校現場や民間企業、NPO、NGOなどで教育課題解決のために活躍しています。
参考
チャンス・フォー・チルドレン
チャンス・フォー・チルドレンは名前の通り、経済的な理由から教育を十分に受けることができない子供たちにアプローチしているNPOです。
具体的には、子供たちへ学校外で教育を受けることができる塾や習い事などのバウチャーを提供しています。バウチャーは130以上の教育事業者で利用することができ、教科学習やスポーツ、文化、体験活動など種類もさまざまです。
参考
チャンス・フォー・チルドレンとは|チャンス・フォー・チルドレン
まとめ
解決するべき日本の教育問題は数多く、また複雑に存在しています。大切なことは、10年後、20年後の社会が子供たちにとって生きやすいものになることを目指して、問題をそのままにしないことではないでしょうか。問題を理解し、行動を起こすことで、どうすることもできないと思っていた「教育問題」は、解決するべき「教育課題」へと変わるでしょう。今回の記事が、日本の教育課題を知るきっかけになれば幸いです。
参考
不登校が過去最多、5年連続増加の原因とは ~現場関係者から背景を紐解く~|ヤフーニュース
不登校・フリースクール情報|NPO法人フリースクール全国ネットワーク
チャンス・フォー・チルドレンとは|チャンス・フォー・チルドレン
日本の教育問題の根本にある「学年学級制」を克服する大胆提言|現代ビジネス