これからの社会を作っていく教育!日本の教育問題を徹底解説!

将来の社会を作っていく上で、教育の担う役割は重要です。急速にインターネットが普及し、グローバル化していく中で、教育課題についての議論は絶えません。今回の記事では、日本の教育の課題を整理し、具体的に行動を起こしている組織や団体を知ることで、日本の教育を批判するだけではなく、解決するために何ができるか考えていきます。

子供への影響が大きい日本の教育問題

若者の自殺率の高さや自己肯定感の低さ、教師の残業など、日本の教育課題は数多いと指摘されています。今回の記事では、子供にとって影響の大きい日本の教育問題をピックアップしてご紹介します。

学年学級制度

学校では、学級の子供が全員同じ年齢というのが当たり前だとされています。これは、同じ内容のことを同じように効率よく「教える」には都合がいいですが、同調圧力が働きやすいのも事実です。

また、同じ年齢というだけで、「〇〇さんはできるのに△△さんはできない」とひとくくりにされがちです。しかし、本来子供はそれぞれ得意なことや好きなことは違います。さらに、兄弟の数が減り、異年齢で遊ぶ機会が少なくなっていくことで、子供たちの人間関係は狭くなっていきます。

教育哲学者の苫野一徳さんは、同年齢集団の問題について下記のように述べています。

同年齢集団はどうしても同調圧力が働きやすく、異質な存在を排除しようとする力学を生み出してしまうという深刻な問題を抱えています。

それがいじめの温床になることは言うまでもありませんが、今、多くの子どもたちは、人と違うことを恐れ、空気を読み合うことをいくらか強いられる学級生活を送っているのです。

(引用元:日本の教育問題の根本にある「学年学級制」を克服する大胆提言|現代ビジネス

このことからも、学年学級制度が今の時代には適合していない制度という指摘があることが分かります。

一斉画一が生み出す不登校やいじめ

学年学級制度で行われる授業の多くは、一斉画一のスタイルです。日本の教室のレイアウトを見るとよく分かりますが、黒板の前に教師がいて、子供たちは教師の方、黒板の方を見て授業を受けるのがスタンダードです。

一斉に同じことを教え、ペーパーテストを基本にして画一的な評価を下します。それにより、教師や学校に合わなくなった子供は不登校になってしまいます。さらに、一斉画一の授業を行うことで、子供たちの中で優劣が生まれ、いじめの原因にもなっていきます。

もちろん、不登校やいじめの原因は、一斉画一授業だけではありません。しかし、一斉画一授業に偏重することで、子供たちの個性に光を当てることがしづらくなるという事実もあるでしょう。

詰め込み型授業による思考力の停止

日本の子供の学力が落ちたとされる2000年の「PISAショック」から、ゆとり教育が批判され、子供たちの学力低下が叫ばれています。本当に学力が低下しているのかという議論もありますが、ここで問題なのは、ドリルの繰り返しや大量の宿題による反復練習による詰め込み型授業ではないでしょうか。

埋められた空欄にどんな言葉が入るか、記憶しているかや、選択肢の中から正解を選ぶことだけでは、記憶する力は伸びても自分の頭で思考する力は伸びません。

自分の頭で思考することができないことの大きな弊害は、学習を自分のこととして捉えることができなくなり、楽しさや喜びを感じることができなくなることです。学習とは、本来楽しいものであり、子供は好奇心旺盛な良き学び手です。しかし、詰め込み型授業を行うことで、思考停止に陥り、勉強嫌いな子供を生み出してしまうのです。