世界が注目するSTEM教育!日本の現状と今後の課題を徹底解説!

教育に関心を持っている方なら、STEM教育という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか? しかし、意外とSTEM教育の内容については知らないものです。そこで、世界的に注目を浴びているSTEM教育について、海外の状況と日本の現状をご紹介します。日本の具体的な取り組みを知ることで、STEM教育に対する理解が深まるはずです。

STEM教育とは?

STEMは、Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字を持ったもので、アメリカで始まった教育の考え方です。科学、技術、工学、数学の4つの分野に力を注ぎ、21世紀に適応できる人材を育成する教育システムです。

子供の段階から、IT技術やロボットなどに触れることで、自ら課題を見つけ解決していく問題解決能力や自発性などを伸ばすことができると言われています。また、STEM教育にArt(芸術)を足したSTEAM教育やenviromental(環境)を足したeSTEM教育、女性にこれらの分野への進出をさせるGEMS(Girls in Engineering, Math, and Science)なども存在します。

ちなみに、2020年度から小学校にも導入されるプログラミング教育は、STEM教育の1つです。

海外のSTEM教育

STEM教育を始めたアメリカ合衆国をはじめとした海外の状況をご紹介します。STEM教育5ヶ年計画を発表したアメリカ合衆国や、早い時期からSTEM教育の要素を取り入れていたシンガポールなど5つの国のSTEM教育をご紹介します。

アメリカ合衆国

オバマ政権時代の2013年に、国を挙げてSTEM教育に取り組むことを発表しています。発表された内容は、5ヶ年計画。その内容を具体的にいくつかご紹介します。

  • STEM教育の向上を目指して、STEM分野の優れた教師を10万人養成すること
  • 高等学校卒業までに、STEM分野を経験した若者の数を毎年50%増加させること
  • 今後10年間でSTEM分野の卒業生を100万人増やすこと
  • STEM分野への女性参画を促すこと

他にも、STEM分野における学位取得者増やすことや大学院教育などについても言及しています。

アメリカ合衆国では、小学校段階から高校生までの12年間のSTEM教育を充実させることで、大学やその先にある社会で、STEM分野で活躍できる人材が輩出できる仕組み作りを進めています。

参考

諸外国におけるSTEM教育の取組例|文部科学省

このままでは日本が危ない?!STEM教育とSTEM型人材が求められている理由とは|久留米工業大学

中国

経済成長著しい中国でも、STEM教育は盛んです。2010年に発表された教育改革綱要では、イノベーション人材を育成するプロジェクトの実施が挙げられています。

省ごとにより異なりますが、2018~2020年にかけて小・中・高校でのプログラミング教育が導入していきます。また、日本のプログラミング教育とは異なり、AI人材育成を目指して外部機関の専門家が教育に携わる機会も設けられているようです。

参考

深センで広がる「STEM教育」‐‐現地で躍進する教育ロボットMakeblockを取材|CNETJapan

諸外国におけるSTEM教育の取組例|文部科学省