インクルーシブ教育システムとは?日本と海外との違いについて ( 3 )

インクルーシブ教育に関するよくある質問

インクルーシブ教育に関する質問について、国立特別支援教育総合研究所のサイト内からご紹介します。

「合理的配慮」と「基礎的環境整備」の違いは何?_

「基礎的環境整備」とは、この「合理的配慮」の基礎となるものであって、障害のある子供に対する支援について、法令に基づき又は財政措置等により、例えば、国は全国規模で、都道府県は各都道府県内で、市町村は各市町村内で、それぞれ行う教育環境の整備のことです。

また、「合理的配慮」は、「基礎的環境整備」を基に個別に決定されるものであり、それぞれの学校における「基礎的環境整備」の状況により、提供される「合理的配慮」も異なることとなります。

なお、「基礎的環境整備」についても、「合理的配慮」と同様に体制面、財政面を勘案し、均衡を失した又は過度の負担を課すものではないことに留意する必要があります。

(引用元:基本的な考え方|独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所

地域に関わるスクールクラスターとは?

「スクールクラスター」とは、域内の教育資源(幼・小・中・高等学校及び特別支援学校等、特別支援学級、通級指導教室)の組合せのことを指します。域内の教育資源それぞれが単体だけでは、そこに住んでいる障害のある子供一人一人の多様な教育的ニーズに応えることは難しいため、スクールクラスターにより子供一人一人の教育的ニーズに応え、各地域におけるインクルーシブ教育システムを構築していくことが重要です。

その際、交流及び共同学習の推進や特別支援学校のセンター的な機能の活用が効果的です。

(引用元:基本的な考え方|独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所

「多様な学びの場」とは、具体的にどういう場?

 「多様な学びの場」とは、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった学びの場のことを示しています。

インクルーシブ教育システムにおいては、同じ場で共に学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要です。

そのため、小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「多様な学びの場」を用意しておくことが必要です。

(引用元:基本的な考え方|独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所

終わりに

インクルーシブ教育システムを浸透させることは今の日本では急務と言えます。これまで障害のある子供に対応していなかった通常学級で、いかに改革をしていくかが、平等な教育機会の提供につながっていくでしょう。

参考

基本的な考え方|独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所

諸外国における障害のある子どもの教育|国立特別支援教育総合研究所ジャーナル

インクルーシブ教育システム構築事業|文部科学省

何か変だよ、日本のインクルーシブ教育 (1)|CHILD RESEACH NET

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okamoto

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