二度と繰り返さないため親のできる対処法
子供と一緒にお店に謝りに行く
まずは、迷惑をかけてしまったお店の店長や店員へ謝罪して、被害弁償をしましょう。警察や学校への謝罪も必要になるかもしれません。子供と向き合うのは、親としての責任を果たした後です。
万引きした理由を詳しく聞く
自分の子供が万引きしたと聞くと、うろたえるあまりに、ただ一方的に怒鳴ってしまうかもしれません。しかし、冷静になって、子供が万引きをした理由に耳を傾けましょう。「欲しい物を買えなかった」「先輩に無理矢理やらされた」「親御さんの目を引きたかった」など、さまざまな理由が考えられます。その理由を信じるか、信じないかは親御さん次第ですが、まずは本人の言葉を聞きましょう。理由によっては、一方的に子供を責められないかもしれません。
一緒に再発防止策を考える
万引きの理由を突き止めてからは、子供と一緒に再発防止策を考えましょう。「お金がない」のが原因なら、万引きで解決するのではなく、どうしたらよかったのかを話しましょう。「先輩に無理矢理やらされた」のなら、友達付き合いを見直すこと、思いきって転校することなども解決策として考えられます。また、「親御さんの目を引きたかった」のなら、子供との関係を一緒に見直さなければなりません。子供と一緒にどういった対処をすれば、再発防止できるかを考えていきましょう。
親御さんの精神ケア
未成年の場合、万引きによる責任を問われるのは、本人ではなく両親であることが多いです。お店や警察、学校ではなく、親族から親御さんの監督責任を責められるかもしれません。そういった際に、親御さん自身を責めすぎないことが大切です。子供以上に精神的にダメージを受けやすいため、状況によっては家庭崩壊にもつながりかねません。必要に応じて、地域の子ども家庭支援センターといった専門の施設に相談してみてください。
終わりに
万引きは立派な犯罪です。軽い罪と捉えてはなりません。そこから発展して、子供の人生を狂わせてしまう危険性もあります。普段から子供とコミュニケーションをとり、「万引きはしてはならないこと」だと伝え、未然に防いでいくことが親御さんの役割ではないでしょうか。万が一、起こってしまった場合には、正しく叱り、再発防止に親子で努めていきましょう。
参考
HOME|全国万引犯罪防止機構
データで見る!子供が万引きする心理と原因・対処法|All About
息子が万引き!そのとき親はどう対応すべきか?|刑事事件弁護士相談ナビ