教育制度は時代によって変化していくものですが、国によっても制度が大きく異なるのも特徴です。そこで今回はドイツの教育制度についてご紹介します。ドイツへ出張する人やドイツ赴任の可能性がある人、ドイツ移住を検討している人はぜひ参考にしてください。
もくじ
ドイツの教育制度の特徴
ドイツの教育制度にはどのような特徴があるのでしょうか。詳しく解説していきます。
州によって制度が若干異なる
ドイツでは州によって教育制度が異なります。基礎となる大枠部分は国が決定しますが、細部に関しては州や都市の裁量に任されているのが特徴的です。子供にとっての義務となる基礎学校は4年制ですが、ベルリンやブランデンブルクは6年制を採用しています。
参考
ドイツの学校制度と職業教育|独立行政法人 労働政策研究・研修機構
三分岐型教育システム
ドイツでは初等教育期間を終えた10歳で、就学かキャリア習得に向けた学校かを選択しなければなりません。学校の選択肢が3つあることから、「三分岐型教育システム」と呼ばれます。
参考
ドイツの学校制度と職業教育|独立行政法人 労働政策研究・研修機構
学齢の区分けは7月1日~翌年6月30日
ドイツの新学期は夏休み直後の8月または9月から始まります。そのため、学齢の区分けは日本と異なり、7月1日~翌年6月30日となります。ちなみに、ドイツの夏休みは州ごとに毎年開始時期が異なります。
参考
Nr. 3 小学校に入学する前に|ドイツニュースダイジェスト
ドイツの学校制度概要
ドイツの義務教育は9年間(一部の州は10年)です。およそ6歳で基礎学校に入学し、4年間学んだ後は子供の能力や適性に応じた中等教育に進みます。義務教育後に就職し、職業訓練を受ける子供には週に1~2日職業学校に通う義務があります。この義務は職業学校就学義務といい、期間を通常3年としています。
ドイツの学校教育制度は以下の通りです。次の章でそれぞれを詳しく説明していきます。
(参照元:10歳で将来の分かれ道?!ドイツの教育システム|ナレッジキャピタル)
参考
10歳で将来の分かれ道?!ドイツの教育システム|ナレッジキャピタル