中1ギャップとは?原因と予備軍、対策法についても紹介 ( 3 )

参考・中1ギャップへの取り組み

中1ギャップは、社会問題となっていることもあり、各自治体でもさまざまな取り組みをしています。この章では、中1ギャップの取り組み例についてご紹介します。

小中一貫教育の実施

「小中一貫教育」とは、公立小学校6年間・中学校3年間という従来の括りをなくし、義務教育の9年間を一貫した教育プログラムに基づいて展開するシステムです。実際にこの教育システムを展開することで、生徒や児童の発育状況の違いをより深く把握できるのが特長です。加えて、その生徒の様子に応じたきめ細かい対応ができます。それによって中1ギャップを未然に防ぎ、人間関係のトラブルを軽減させる効果も期待されます。

同じ敷地内に小学校と中学校がある場合は、小学校の先生が中学校の授業を受け持つというケースもあります。また、小学校や中学校の施設の場所が違っていても、先生が小学校と中学校を行き来しながら授業や行事を受け持つこともできるようです。

小中一貫教育を実施している自治体

全国では、小中連携を実施している自治体もあります。実際に東京都品川区では、2006年より区内のすべての公立小学校・中学校において、小中連携した小中一貫教育を実施。小学校と中学校のそれぞれの良さを生かした教育が展開されています。品川区のほかに、東京都練馬区や広島県呉市などでも小中一貫教育を推進し、実施に至っています。

まとめ

中1ギャップは、小学校までは普通に過ごしていたのに、中学校へ入学したとたん新しい環境やルールにうまく適応できなくなり、さまざまな問題が生じる現象です。学校のクラス環境によっては、不登校になるケースもあります。主な原因は、縦横の人間関係や勉強の進め方・やり方などに戸惑うことが挙げられます。

また、中1ギャップになりやすいタイプは、小学校のときに完璧主義だった子供や優等生だった子供など多岐にわたり、だれでもなる可能性があります。中1ギャップにならないためには、日常生活で親が子供にポシティブな声掛けをすることが大切です。それにより、子供が自己肯定感を持てるようになります。

これから子供が中学生になるという方は、中1ギャップに関する内容と対策法を知っておくといいでしょう。中1ギャップを「知る」ことで、自分の子供に対する接し方を考えるきっかけにつながります。

参考
〜中1ギャップの解消に向けて〜|開隆堂
生徒指導リーフ「中1ギャップ」の真実」|文部科学省国立教育政策研究所
2 小中連携、一貫教育の推進について|文部科学省
【教育動向】小中一貫校、なぜ増え続ける?(1/2ページ)|産経ニュース
小中一貫教育の全区展開|品川区
小中一貫教育|呉市
小中一貫教育の推進|練馬区

この記事をかいた人

オダルミコ

オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。