お年玉をあげるのは何歳から何歳まで?年齢別の相場についても解説! - cocoiro(ココイロ) - Page 4

お年玉のマナー

お年玉は昔から続く習慣として暗黙のマナーがあります。トラブルを避けるためにもマナーを正しく知っておく必要があります。

縁起の悪い数字の金額を避ける

縁起の悪い数字の金額は避けましょう。日本では4、9が縁起の悪い数字とされています。

参考
不吉な数字は何番?世界中のアンラッキーナンバーを集めてみた|shufuse

子供は平等に扱う

子供は不平等に扱われることに敏感です。そのため、一定の基準や相場に基づいていないと納得しません。第1子だから、長男だから、などと区別しないように注意しましょう。

親がお礼を言える状況で渡す

お年玉は、子供の親が見ている前で渡すようにしましょう。そうすることで、親がお礼を言う機会を作ることができます。

もらってすぐに開けさせない

お年玉をもらった相手の前で開けて、金額を確認するのはマナー違反です。子供には事前に、もらったポチ袋をすぐに開けないよう伝えておきましょう。

子供にもお礼を言わせる

自分の子供がお年玉をもらったときは、親だけではなく子供にもお礼を言わせるようにしましょう。もらったらお礼を言うのは当然ですが、子供にお金のありがたみを教える上でも必要です。

渡す相手を間違えない

お年玉は、大人が子供にあげさえすれば良いというものではありません。お年玉を渡す相手に関するマナーについて、nanapiに以下のように書かれています。

基本的に、お年玉は「上のものが下のものに渡す」ことになります。対象としては、自分の子供、親戚、ごく親しい間柄の子供となります。

たとえば、上司など目上の人の家に行って、そこに子供がいた場合に、お年玉をあげるのはマナー違反です!

あげるとしたら、「お年賀」として、おもちゃやお菓子、図書券や商品券などの品物にしておくのがよいでしょう。

(引用元:恥をかかないための…お年玉の金額の相場と渡し方の基礎知識|nanapi

このように、大人同士の間柄についても気をつけておく必要があります。

お年玉の使い道

株式会社バンダイが2018年1月に行った「バンダイこどもアンケート」によると、お年玉の使い道の1位は「貯金」、第2位は「ゲーム機・ゲームソフト」、第3位は「おもちゃ、カードゲーム」でした。

お年玉の使い道のアンケートでは次のような回答が得られています。

お年玉のうち、「全額」を自由に使える子どもは全体の 35.2%。

約 8 人に 1 人が自由に使える金額は「0 円」と回答。

(引用元:バンダイこどもアンケートレポート Vol.241 「小中学生のお年玉に関する意識調査」(2018年1月30日) 結果|株式会社バンダイ

お年玉は、もらったら自由に使っていいという性質のものではなく、もらったお金を将来運用することを考えさせたいという家庭の教育事情が見える結果となっています。

まとめ/お年玉を子供の教育材料にしてみよう

株式会社バンダイが2018年1月に行った「バンダイこどもアンケート」によると、お年玉をもらうのは、子供にとってお正月の最も嬉しい瞬間であるようです。そのため、感謝を伝えたり、相手を気遣ってポチ袋を開けないなどの社会マナーを学ぶ良い機会になります。

また、お年玉の管理についても親子で話し合えるいい機会でもあります。お年玉を単なる習慣としてとらえるのではなく、良い学びの材料として親子で一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

参考
【お年玉に関する実態調査】(2019年1月8日)|明光ネットワークジャパン
~お年玉に関する意識調査 2019~(2018年12月20日)|SBIホールディングス社
「お年玉」に関するアンケート調査結果~「お年玉」、家計は厳しくても気持ちは変わらず~|足利銀行
お年玉の意味・由来とは|お年玉の相場や渡す際のマナーについて|明日のネタ帳
新硬貨(新しい、綺麗な、500円や100円玉)が欲しいんですが郵便局に行けば新硬貨に両替とかってしてもらえますか?|Yahoo!JAPAN知恵袋
バンダイこどもアンケートレポート Vol.241 「小中学生のお年玉に関する意識調査」(2018年1月30日) 結果|株式会社バンダイ

この記事をかいた人

Ginamy

慶應義塾大学経済学部卒業。日商簿記検定2級・医科2級医療事務の資格保有。経理・一般事務を経験し、結婚を機に家庭に入る。3人の男の子のママライター。自身が中学・高校・大学・資格試験の受験を経験。育児・教育・書籍に関心。趣味は整理整頓・おしゃべり・K-POP・読書。地元少年野球部に参加する息子達を夫婦でサポート。子供の夢を叶えるべく、進学塾の通信講座受講での中学受験を目指し、家庭学習を支える。息子達がいてくれるからこその青春と感動と苦悩に感謝!