お年玉をあげるのは何歳から何歳まで?年齢別の相場についても解説! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

お年玉の金額を決める方法

お年玉に社会的ルールやマナーはなく、さまざまな要因で金額は変動します。お年玉は一般的に親戚内でのやり取りが多いので、子供がいる家庭は親戚同士でお年玉の金額を相談しておくと良いでしょう。そこで、下記参考サイトをもとに、お年玉の金額を決める方法をまとめてみました。年齢によっては端数が出ますが、あくまでも目安として考えてください。

相談する際に考慮しておくことは、子供の年齢が上がるにつれてお年玉の金額も上がっていくという基本ルールです。子供にとってお年玉は嬉しいものなので、年齢が上がったことでお年玉が高額になったからといって、大人の事情で計算式の金額よりも少ないお年玉を渡すと、がっかりさせてしまいます。計算式から算出されるお年玉の相場を見て、ご家族で検討なさってください。

参考
恥をかかないための…お年玉の金額の相場と渡し方の基礎知識|nanapi
《2019年:お年玉相場》 みんなどうする?|NAVERまとめ
姪っ子甥っ子が中学生ならお年玉はいくらか相場とお年玉相場の計算式|日めくりオトナ稼業

子供の年齢×500円

最も多い金額の基準はこの計算方法によるものです。計算式をもとにお年玉の金額を算定してみましょう。

【計算式に年齢を当てはめた場合のお年玉の金額】

対象 年齢 相場
未就学児 0~6歳 0~3,000円
小学校低学年 7~9歳 3,500~4,500円
小学校高学年 10~12歳 5,000~6,000円
中学生 13~15歳 6,500~7,500円
高校生 16~18歳 8,000~9,000円
大学生 19~22歳 9,500~11,000円

この計算式では一般的なお年玉の相場より少し高めになるので、受け入れられやすい金額と言えるでしょう。

500円×(子供の年齢-5)

計算式をもとにお年玉の金額を算定してみましょう。

【計算式に年齢を当てはめた場合のお年玉の金額】

対象 年齢 相場
未就学児 0~6歳 0~500円
小学校低学年 7~9歳 1,000~2,000円
小学校高学年 10~12歳 2,500~3,500円
中学生 13~15歳 4,000~5,000円
高校生 16~18歳 5,500~6,500円
大学生 19~22歳 7,000~8,500円

この計算式では一般的なお年玉の相場より少し低い金額になります。子供の数が多かったり、まだ社会人になりたての大人が渡す場合には良いでしょう。

学年×1000円

計算式をもとにお年玉の金額を算定してみましょう。

【計算式に年齢を当てはめた場合のお年玉の金額】

対象 年齢 相場
未就学児 小学校0年生 0円
小学校低学年 小学校1~3年生 1,000~3,000円
小学校高学年 小学校4~6年生 4,000~6,000円
中学生 小学校7~9年生 7,000~9,000円
高校生 小学校10~12年生 10,000~12,000円
大学生 小学校13~16年生 13,000~16,000円

この計算式ではほかと異なり、小学校の学年を基準にして計算します。子供が小学生の間は一般的なお年玉相場と同等なのですが、中学生以上になると金額が増えるので、その間に家族が増えたりした場合は再検討する必要が出てくるかもしれません。

年齢×1000円

計算式をもとにお年玉の金額を算定してみましょう。

【計算式に年齢を当てはめた場合のお年玉の金額】

対象 年齢 相場
未就学児 0~6歳 0~6,000円
小学校低学年 7~9歳 7,000~9,000円
小学校高学年 10~12歳 10,000~12,000円
中学生 13~15歳 13,000~15,000円
高校生 16~18歳 16,000~18,000円
大学生 19~22歳 19,000~22,000円

最も高額な金額を算出する計算式です。計算式1の2倍の金額なので、未就学児のころから一般的な金額よりもかなり高いお年玉を渡すことになります。親戚に子供が少ない場合や、お正月に会える親戚が少ない場合はこの計算式が採用されることがありますが、金額が大きいのでよく話し合ってから決めましょう。

計算式がない場合の具体例

子供の年齢に関わらない、各家庭でのルールもあるようです。具体的には以下のような例が挙げられます。

  • 未就学児にはおもちゃやお菓子をあげる
  • 仲の良い親戚の子供にはお年玉にプレゼントをつける
  • 1人当たりの金額は毎年一律
  • 図書券や商品券などの金券をあげる

お年玉はお祝いごとですが、お金が絡むためトラブルになってしまうケースもあります。子供たちをがっかりさせないためにも、渡す相手の事情を事前に調べたり、渡し方のマナーを守ることが大切です。

【将来】キャッシュレス化が進む可能性あり

キャッシュレスとは、現金を利用しないことをいいます。日本では2025年の大阪・関西万博に向けて、キャッシュレス決済比率を40%引き上げ、将来的には世界最高水準の80%を目指すという政府の方針が打ち出されています。

ファイナンシャルアカデミーが2018年12月に実施した「キャッシュレスとお年玉に関するアンケート」では、日常生活ではキャッシュレス派の人が約6割ながら、お年玉は依然として現金で渡す親が73%で、お年玉を電子マネーなどでキャッシュレス化している人はわずか4%にとどまっていることが分かりました。

しかし、中国の旧正月で贈られるお年玉では、中国の人口の過半数が通信アプリ「微信(ウェイシン)」を利用したというニュースが報じられています。

お年玉を現金で渡すことで子供に「お金をもらう」ありがたみを感じてほしいと願う親が多いものの、将来的にはキャッシュレス化が進む可能性もあります。

参考
キャッシュレス・ビジョン(平成30年4月)|経済産業省
平成最後のお正月、キャッシュレス化はどれだけ進んでる?「キャッシュレスでお年玉」わずか4%(2019年1月17日)|ファイナンシャルアカデミー