将来国際社会で活躍するため、高校受験に成功するため、必須となってくるのが英語能力です。その基礎となる英単語の学習において、中学1年生は最も重要な時期。ここでつまずくと、その後の英語学習に影響を及ぼします。今回は、中学1年生で英単語につまずく原因や英単語を身につける対策、おすすめの英単語帳についてご紹介します。
中学1年生で学ぶ英単語とは
中学生の英語学習状況
文部科学省の行った2017年度(平成29年度)の英語力調査(中学3年生)では、4技能(聞く、話す、読む、書く)を評価する試験を実施しました。全国約6万人に試験を課したところ、上位評価であるA1以上のレベルを獲得した割合は、聞く力29.1%、話す力33.1%、読む力28.8%、書く力46.8%という結果になっています。
中学生で英語の成績を伸ばして、グローバルに活躍できるビジネスパーソンへと成長するためには、最初の入り口である中学1年次の英単語学習が重要になってきます。
参考
平成29年度英語力調査結果(中学3年生)の概要P.2|文部科学省
英単語の一覧
中学1年生で学ぶ英単語は基本的な単語ばかりです。日常で使う頻度も高く、意味も分かりやすい単語が対象になっています。ここでは、中学1年生で登場する英単語の一部をまとめています。
nothing 何も~ない
November 11月
now 今
(中略)
often しばしば
old 年をとった,古い
on ~の上に、~に
(中略)
popular 人気のある
pot ポット
present プレゼント
(中略)
season 季節
second 2日
sell 売る
(中略)
wash 洗う
watch 腕時計
way 道,方法
(引用元:中1英単語一覧|単研)
英語学習の土台を固めるために、まずは英単語を覚えることから始めましょう。
なぜ、英単語が苦手になってしまうのか
英単語を読むことができない
英単語学習の中で最も重要なのが「英単語」を読むことです。漢字でも同じですが、読めない単語を覚えるのは難しいことです。例えば「玉蜀黍」や「嬶天下」という単語があっても、読めなければ覚えることは難しいでしょう。ちなみに、これらは「玉蜀黍(とうもろこし)」と「嬶天下(かかあでんか)」と読みます。そのため、まずは英語を発音して読めるようになることが大切です。
集中していない
英単語帳などを見ると、英単語を使った例文が掲載されているでしょう。ただ、その例文自体にはあまり関連性がなく、内容も印象に残るものではありません。そのため、学習を開始したばかりのころは集中できますが、時間経過とともにだんだんと興味を失ってしまいます。集中力が途切れてしまい、学習効率も落ちてしまいます。言い換えるなら、飽きやすい状況になっているのです。当然、学習意欲は上がらず、学びも浅くなってしまいます。
覚え方を工夫していない
「英単語はとにかく手に覚えさせるんだ」と息巻いて、ひたすらノートに英単語を何十回、何百回と書き連ねても思ったほどの効果は得られないでしょう。手が腱鞘炎になるだけで、効率的により多くの英単語を覚えられないこともあります。精神論に頼らず、英単語を覚えるための工夫をする必要があります。英単語を効率的に覚えられる勉強法に長時間取り組めば、おのずとボキャブラリーは増えていきます。