子供に抱っこをせがまれたら?抱っこをせがむ心理と抱っこのメリット - cocoiro(ココイロ) - Page 2

抱っこがもたらすメリット

抱っこは、親子のスキンシップの1つです。抱き癖がつくというマイナスイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、抱っこを拒否することで、寂しさを感じて精神的に不安定になったり、キレやすくなったりすることもあります。子供の将来を長い目で見ると抱っこすることはメリットしかなさそうです。

子供が自立できるようになる

抱っこをすることで、子供は愛情で満たされ、自立へと進んでいくことができます。自分でトイレに行く、自分で服を着る、自分で食事をするなど、自立するための行動は成長とともに目に見えてできるようになっていきます。

しかし、精神的な自立は目には見えません。抱っこは、この精神的な自立をサポートしてくれます。自分のことを大切に考えたり、他人のことを大切に考えたりすることが自立の第一歩です。抱っこを通して愛情を感じ、心が満たされることで、子供は心身共に親から自立していきます。発達のスピードは子供によって異なるので、「○○歳なんだから」という考え方はしないようにしましょう。

大切なのは、子供が愛情を感じて、自分で歩き出すことです。いま抱っこするのが大変だと感じていても、逆に自立してしまったら抱っこをする機会はなかなかありません。いまのうちに思いっきり愛情で満たしてあげてください。

安心感を得て社会性が高まる

抱っこは温かさを全身で感じることができるスキンシップの方法です。物理的な温かさは心理的な温かさを感じさせます。

そのため、抱っこされることで自分は愛されている、受け入れられているという安心感を得られます。安心できる人間関係、親子関係があって初めて、自分を大切に思い、他人を大切に思う気持ちが生まれるのです。

親子の絆が深まる

先ほど物理的な温かさは心理的な温かさをもたらすと述べましたが、抱っこには不安やストレスを軽減させる効果があるとされています。不安なときやストレスを感じているときに、親がしっかり抱きしめることで、親子の絆が深まっていきます。

子供が小さいうちに絆を深めておくことで、気軽に悩みを相談できる関係へとつながります。思春期になると、親に相談できず悩みを抱え込んでしまう子供も多いです。しかし、小さいときから絆を深めておけば、思春期になっても親を信頼して相談することができるでしょう。