中学生の子供に親ができる5つのサポート
子供が勉強しない理由を知れば、親ができるサポートはたくさんありそうです! 「勉強しなさい!」や「宿題やったの?」と口だけで言うのは今日までで終わりにしましょう。子供が自ら学習に向かえるようになるまで、長い目でサポートしていく方法を5つご紹介します。子供が勉強しない理由によって、有効なサポート方法も変わってきますので、上手に使い分けてみてください。
勉強が分かるところまでさかのぼる
まず、勉強の内容が分からないから勉強しない場合は、分かるところまでさかのぼってつまずきを解消してあげる必要があります。
特に、数学や国語、英語は、積み重ねが大切な教科です。例えば、小数の掛け算が分からないとしましょう。「掛け算そのもの」に計算間違いが多くて、九九から確認する必要があるのか、2ケタ以上の掛け算が分からないのか、繰り上がりが分からないのか、小数点が計算式の中でどのように移動するかが分からないのかなど、いろいろな段階があります。
市販の計算ドリルや学校の教科書は、体系的に作られているので、前の学年で何を学んでいるのか子供と一緒に確認しながら進むようにすれば、どこでつまずいているかが分かるはずです。また、学校の先生に相談してみるのも1つの手段です。
親が勉強を楽しむ
勉強に対してネガティブなイメージを持っている場合は、勉強は楽しいということを改めて体感させてあげる必要があります。
単に「スポーツをするのは楽しいからスポーツをしよう」と言われて実際に行動に移すのは、子供でも大人でもほとんどいないでしょう。でも、身近な人が楽しそうにスポーツをしていたら、スポーツに興味を持つ人はいるはずです。
勉強が楽しい、勉強が自分のためになるということを伝える最も効果的な方法は、子供にとって一番身近な親自身が勉強を楽しむことです。読書をするでも博物館に行くでも、美術館に行くでも、仕事で必要なスキルを学ぶでも、絵を描くでも、身の回りに勉強したいことはたくさんあるはずです。いったん子供のことは忘れて、親が勉強に夢中になってみませんか?
勉強することのメリットを伝える
勉強することのメリットを言葉で伝えるのは難しいです。なぜなら、子供には将来が見通せないからです。しかし、大人には勉強してきて役に立ったなということが、いくつかあるはずです。
例えば、国語を勉強する中で本を読むのが好きになり、本を通してたくさんの人と友達になることができた、また外国語を勉強したことにより外国で働くことができ、たくさんの考え方を知ることができたなど、ご自身の人生を振り返って、実体験を伝えてあげてください。抽象的な言葉ではなく、実体験を通した具体的な出来事は子供の心に伝わるはずです。
勉強する習慣をつける
集中力が続かない場合は、勉強している環境に目を配ってあげることが第一です。それができたら、勉強する習慣をつけるサポートをしてあげましょう。
勉強することを習慣にしてしまえば、そんなに苦しいことではなくなります。これは勉強だけでなく生活習慣でも同じことがいえます。起きる時間が不規則な人が、朝6時に起きるのはとても大変なことです。しかし、毎日6時に起きるのが習慣になっている人にとっては、6時に起きることは大変なことではなく、当たり前のことです。
子供の生活に無理がないように気を配りながら、勉強する時間を生活の一部に組み込むようにサポートしてあげましょう。習慣をつくるのは大人でも大変なのとだということを忘れずに、すぐにはできなくても長い目で見てサポートするのが成功のコツです。
子供に安心感を与える
中学校という新しい環境が子供にプレッシャーを与えている原因であるならば、親はまずそのことを理解したうえで受け入れてあげる姿勢を見せましょう。中学生になり反抗的な態度を見せる子供も増えますが、親は子供を「信頼し、愛し、認めている」ということが子供に伝わるような行動を心掛けることが大切です。
その日の気分で子供との接し方を変えるようなことはせず、夫婦で常に一貫した姿勢をとって子供と向き合うことも意識しましょう。
まとめ
子供が勉強しないのは、大人が原因になっていることが多いかもしれません。子供が勉強しない理由を注意深く掘り下げて、適切なサポートをしてあげるようにしましょう。また、子供と一緒に勉強することの意味を考えるのは、親にとってもいい時間になるはずです。ポイントを押さえて、勉強を楽しめる家族を目指しませんか。
参考
子どもが勉強しない一因は「親ストレス」だ|東洋経済オンライン
勉強しない子には「予想を裏切る」で対処せよ|東洋経済オンライン
子供が勉強しないときの対策。イライラはNG、親子で勉強計画を立てよう!|こどもまなび☆ラボ
勉強をしないわが子を叱るのは、本当に良いことですか?|幼児教室ひまわり
子供が勉強しない理由は大きく分けて2つ!どうすれば勉強しない子供は変わるのか|チャイビ
中学生の男子は反抗期真っ只中!勉強しない子どもにすべき声かけとは?|Izumiオフィシャルブログ「子どもはスゴイ!」