【塾選び】子供に合った塾の見分け方とは。守るべき塾選び5つの原則 - cocoiro(ココイロ)

個人経営から大手まで、学習塾には実にさまざまな種類があります。たくさんの塾の中から我が子に合った塾を選ぶことができる反面、どのようにして選べばいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。そこで、当記事では子供に合った塾を見分けるために守るべき5つの原則と、塾を選ぶ際に気をつけるポイントをご紹介します。

子供に合った塾選びの5つの原則

多様な塾から子供に合った塾を選ぶためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか? まずは子供に合った塾選びの5つの原則をご紹介します。

(1)塾に通い始める時期は適切か

子供に合った塾を選ぶための原則の1つ目は、通い始める時期を適切にするということ。塾に通っているのは、下は幼稚園児から上は高校生まで幅の広い年代の子供たちです。通い始める時期や通塾している期間も人によって異なるでしょう。

例えば小学生の子供が「友達に誘われたから、自分も塾に行きたい!」と言い出すことがあるかもしれません。しかし子供は受験をせずに中学校へ進学する予定だとしても、友達は中学受験の勉強のために塾へ通っているかもしれません。

子供の意志を尊重してあげることは大切でしょう。しかし、周りが行き始めたから我が子も行かなければならないということはありません。どのような目的を持って塾に通うのかを親子で話し、適切なタイミングで通塾を開始しましょう。

参考

学校外教育活動に関する調査2017|ベネッセ教育総合研究所

(2)学習状況に合った形態か

子供に合った塾を選ぶための原則の2つ目は、子供の学習状況に合った形態の塾を選ぶということです。学習塾には1対1の完全個別指導や、少人数でのグループ指導、集団指導などの学習形態があります。それぞれの形態の特性と我が子の学習状況がマッチしている状態にあれば、通塾の効果を高めることとなるでしょう。

また学習塾の用途は、大きく分けて2つあります。1つは受験対策用、そしてもう1つは学校の授業の補足や定期テスト対策用です。我が子の目的に合った指導をしている塾を候補に挙げ、そこから子供に合った指導形態を選んでいきましょう。

例えば個別指導塾であれば、子供のペースに合わせて授業を進めてもらえます。一方で集団指導は友人やライバルとともに通うことができるため、切磋琢磨しながら力を伸ばすことができます。前述の学習塾の用途と指導形態を組み合わせて、苦手な教科は個別指導で補強しながら、受験科目を集団指導で対策する方法でもいいでしょう。

(3)子供に合った雰囲気か

子供に合った塾を選ぶための原則の3つ目は、子供に合った雰囲気の塾を選ぶことです。雰囲気作りにはさまざまな要素が影響しています。学習形態はもちろん、塾の規模や設備、塾生や先生との相性、使用しているテキストなどが挙げられます。

子供に合った雰囲気の塾であれば、質問がしやすかったり、子供が進んで塾へ行きたがったりするでしょう。通塾に対して前向きになることができれば、勉強への意識も高まるかもしれません。

反対に雰囲気の合わない塾であれば、子供は塾に行きたがらないでしょう。せっかくの宿題にも手が伸びず、成績の向上は見込めないかもしれません。また仲の良い友達と一緒に通っても、授業に集中できなければ望むような効果は得られないかもしれません。まずは体験授業や見学を通して、勉強に集中できる環境であるかを確認しましょう。