すぐに実践したい!不登校の子供への家庭での対応方法を紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

不登校の子供への親の接し方

ここからは、不登校の子供への親の接し方についてご紹介していきます。

子供の気持ちを察する

不登校の子供への親の接し方の1つ目は、子供の気持ちを察するということです。子供が、不登校になると、親は心配のあまり、過剰に子供を気にしてしまい、「学校では、何があったの?」「どうして不登校になってしまったの?」などと質問をし、子供を質問攻めにしてしまうということが多くあります。しかし、そんな時こそ、親は、子供の気持ちを尊重し、察してあげることが大切です。

1つ屋根の下に暮らしている家族でも、聞かれたくない話や触れられたくない話はあるものです。そして、特に不登校の子供は、親に過剰に反応されることを嫌う傾向にあります。「今日は何かあったのだろうけれど、話したくなさそうだからそっとしておこう」など親は、子供の気持ちをできるだけ先回りして考えて、察していき、子供の様子をそっと見守っていくことを心がけていくといいでしょう。

親の気持ちを押し付けない

不登校の子供への親の接し方の2つ目に挙げられるのが、親の気持ちを押し付けないということです。子供が不登校になると、親が心配するあまり、知らず知らずのうちに自分自身の気持ちを子供に押し付けてしまっていたということは多くあることです。しかし、子供が不登校になったときこそ、親は、子供に自分自身の気持ちを押し付けないことが大切です。

「子供にこうしてほしい」、「こうしたらもっと子供はよくなる」などといった願望は心の中にしまいましょう。親は、子供の意見を尊重し、子供の考えにあまり口出しをしないようにしていくことが大切。子供は、そういった親の態度に安心することができ、自分自身の未来を自分自身の手によって切り開いていくことができます。

子供に決定権を与える

不登校の子供への親の接し方の3つ目に挙げられるのが、子供に決定権を与えるということです。子供が不登校になることで、これからどうしたらよいだろうと悩み、子供の行動やこれから先のことを親が決めようとしてしまうということは、実際に多くあることです。

しかし、子供の意見をしっかりと聞き、子供に決定権を与えていくことはとても大切なこと。子供に決定権を与えていくことで、子供は自分自身の行動に対して責任を持つことができ、また、自分自身で決めたことであれば、間違っていた結果になったとしても、自然と納得できるものとなるでしょう。このように、子供が不登校になった際に親は、できるだけ子供を尊重し、子供自身に決定権を与えていくことを心がけていくとよいでしょう。