まずは単語を覚えよう!単語暗記のコツ
ここでは、「コツコツ勉強法」の取り組み方をご紹介します。まずは、単語暗記の方法とコツです。
単語カードが便利!単語を見て、意味を理解しよう
単語は意味をイメージで捉えると記憶に残りやすいといわれています。単語を覚えるときは、単語とその意味を見比べられる「単語カード」のようなものがあると便利です。単語帳や問題集の意味の部分を隠して使ってもいいでしょう。
単語カードを使った暗記方法は以下の通りです。
単語を読んで、頭の中で意味を答える
単語を発音して、頭の中で意味を即答できるかどうかをテストします。ポイントは、単語を書かずに頭の中でテストすることです。分からなければ、答えを確認した後、すぐに次の問題に取り組みます。電車や図書館など、声を出せない場所では、頭の中でしっかり発音してください。このテストは1つの単語につき、2回繰り返します。即答できなかったものや、覚えていないものは、覚えるまで繰り返しましょう。
即答できなかったものや、覚えていないものは、覚えるまで繰り返す
先に紹介したテストで即答できなかったり、覚えていなかったりするものを繰り返しテストします。意味があいまいなものも、単語を読んで、意味がすぐにイメージできるようになるまで反復しましょう。
覚えた単語もしばらくは継続して行う
一般的に、脳に記憶が定着するまでは時間がかかるとされています。そのため、一度覚えた単語も1日1回のテストを2ヶ月程度行うと、長期記憶として残りやすいでしょう。週末にまとめて振り返るのではなく、毎日継続することが重要です。1単語当たり数秒しかからないので、すき間時間でも覚えられます。
基礎固めに!音読することで効果が上がる
英語習得には、インプットとアウトプットの両方が必要です。アウトプットに当たる音読ですが、「ただ読む」のでは効果は期待できません。「正しい発音できちんと読む」ことが重要になります。単語の読み方が分からないときは英語の先生に聞いてもいいですし、電子辞書やGoogle翻訳の音声機能を使ってもいいでしょう。電車内や図書館など、声を出せない場所では、頭の中でしっかり発音することが大切です。
とにかく繰り返すことが大事
記憶については、ドイツの心理学者・エビングハウスが行った実験が有名です。この実験は、被験者に無意味な単語10個を覚えてもらい、どれくらい長く覚えていられるかを調査したものです。結果、単語を忘れる速度は個人差がほとんどないということが分かりました。これを受けて、東京大学薬学部の池谷裕二教授は以下のように述べています。
さて、ここで重要になるのが、時間が経って忘れてしまった単語も脳からなくなってしまったわけではない、という点です。たとえば、完全に思い出せなくなったあと、もう一度、同じ単語を覚えなおし同じテストを行うと、最初に比べて2回目のほうが確実に記憶がよくなります。3度目になると、さらに覚えている単語の数が増える。このことから「復習の大切さ」がわかるでしょう。復習すれば忘れる速さが遅くなるわけです。
(引用元:こうすれば記憶力は高まる!~脳の仕組みから考える学習法|WAOサイエンスパーク)
単語を確実に覚えるなら、繰り返し学習することが重要といえるでしょう。