高校受験に備えるための3つのポイント
子供には志望する高校に合格してもらいたいと思うことでしょう。ここでは、高校受験に備えるための3つのポイントをご紹介します。
①子供の成績・実力を把握する
高校受験の勉強を始める前に、子供の成績と実力を知っておきましょう。成績や実力の把握は、志望校を決めるためにも重要です。定期試験や実力テストの結果から実力が判断でき、春、夏、冬と年に数回実施される模試を受けることで偏差値が分かります。模試は偏差値だけではなく、志望校の合否判定も分かるので、実施される度に受けることをおすすめします。
②5教科の基礎を固める
高校受験において基礎を固めることは重要です。高校入試問題は中学で学習する範囲から出題されるため、基礎がしっかりできていれば受験問題は解けるようになっています。一部の難関高校などでは応用力も問われますが、応用問題も基礎があってこそ解けるものです。
③睡眠をしっかりとる
勉強時間を確保しようと睡眠時間を削る子供がいますが、学習においてあまり効果的ではありません。また毎日十分な睡眠がとれないと、心身の健康に悪影響を及ぼします。次のようなサインが現れるので気をつけましょう。
- 免疫力の低下
- 運動能力の低下
- 集中力・記憶力・学習能力の低下
- 気分の変動、意欲の低下 など
以下の表に、年齢別の必要睡眠時間まとめました。受験生の年齢では、8〜10時間寝ることが望ましいとされています。睡眠中には学習したことや経験したことを脳に定着させる「記憶の固定」も起こるので、しっかりと睡眠をとるよう子供を促してあげましょう。
年齢 | 限界最短睡眠時間 | 望ましい睡眠時間 | 限界最長睡眠時間 |
0〜3ヶ月 | 11〜13時間 | 14〜17時間 | 18〜19時間 |
4〜11ヶ月 | 10〜11時間 | 12〜15時間 | 16〜18時間 |
1〜2歳 | 9〜10時間 | 11〜14時間 | 15〜16時間 |
3〜5歳 | 8〜9時間 | 10〜13時間 | 14時間 |
6〜13歳 | 7〜8時間 | 9〜11時間 | 12時間 |
14〜17歳 | 7時間 | 8〜10時間 | 11時間 |
18〜25歳 | 6時間 | 7〜9時間 | 10〜11時間 |
26〜64歳 | 6時間 | 7〜9時間 | 10時間 |
65歳〜 | 5〜6時間 | 7〜8時間 | 9時間 |
(National Sleep Foundation Recommends New Sleep Times|National Sleep Foundationより筆者作成)