社会問題の一つ「引きこもり」がたどりかねない末路とは?

学校へ行かなくなってしまい、家庭では親とはなかなか話をしない「引きこもり」の子供は、社会問題の一つといわれています。引きこもりが長期化してしまうと、その後の人生にも大きな影響を与えてしまう場合もあります。今回は、引きこもりの定義や引きこもりがたどる末路、対策について紹介します。

「引きこもり」とは?

「引きこもり」という言葉を聞いたことがある方は多いかと思いますが、引きこもりの定義は以下となります。

「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」と呼んでいます。

「ひきこもり」は、単一の疾患や障害の概念ではなく、様々な要因が背景になって生じます。ひきこもりのいる世帯数は、約32万世帯とされています。

(引用元:政策レポート(ひきこもり施策について)|厚生労働省

6カ月以上自宅に引きこもる状態が続くと、「引きこもり」とされ、さらに原因は病気ではなくさまざまな要因が潜んでいるといいます。

引きこもりになる原因

引きこもりになる原因は各個人によって異なりますが、小学校~高校までの間に不登校になった子供がそのまま引きこもりとなってしまったり、人間関係に悩んで引きこもりになってしまうなど、精神面が大きく関わっているといいます。また、病気やケガで学校や職場へ行くことができなかったり、就職や受験に失敗した経験が、引きこもりの引き金となるケースもあるようです。

引きこもりの原因やきっかけはさまざまですが、学校や職場になじめないといった社会とのつながりが大きく関わっているといえます。

引きこもりの年齢層も高齢化?

引きこもりというと、不登校になる子供やニート、フリーターといった若い世代のイメージがありますが、現代社会では40代以降の中高年の引きこもりも問題となっています。引きこもりの高齢化や長期化といった問題が浮き彫りになっているなか、各年代によって引きこもりがたどる末路も異なることから、各世代や個人に合った対策が求められています。

引きこもりがたどる末路とは

引きこもりが改善されない場合に考えれられる末路を、年代別に詳しく紹介します。

10代~20代で引きこもりの場合

学校になじむことができなかったり、家庭環境により社会へ出ることが難しく、10代~20代で引きこもりとなってしまうことがあります。その場合は、実家で生活するなど、親に養ってもらったり、短期バイトなどで生活費や外出費を稼ぐケースも多いといいます。しかし、学校へ通うことができなければ学歴へ影響を及ぼすため、就職活動においては不利になることもあるでしょう。

同じ世代が大企業へ就職したり、有名校へ進学したりしていることを耳にすると、さらに精神的に落ち込んでしまい、ますます引きこもりがちになってしまうことも考えられます。しかし、生活環境を改善し、カウンセリングなどで悩みを解決できるようになれば、社会へ復帰して、順調にキャリアを積むこともできるでしょう。

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