私立高校での負担を減らすためにできること
子供が私立高校に進学することになった場合には、まとまった費用が必要になります。もし経済面での不安がある場合には、国や自治体の支援金を利用する方法などについて、早めの情報収集をする必要があります。また、私立高校の学費の支払い期限についても、あらかじめ把握しておく必要があるでしょう。それぞれ詳しく紹介します。
私立高校はいつまでに学費の支払いをする?
私立高校に入学が決まった場合は、いつまでに納付金を治める必要があるのでしょうか。高校によっては入学時手続金の納付を公立高校の合格発表まで延ばす「延納制度」があるといいますが、もし延納する場合は、主に以下の4つのケースがあるといいます。
a: 入学手続き時納入金の延納は認められない
b1: 手続きを行えば、納入金は公立合格発表まで延納可(前納金は必要)
b2: 手続きを行えば、納入金は公立合格発表まで延納可(前納金は不要)
c: 公立発表まで、手続きおよび納入金は必要ない都道府県により、ほとんどの私立高校が、併願受験では「c」の手続きも前納金もなしで公立高校合格発表まで納入を待ってくれるところもあります。
(引用元:知っておきたい! 私立高校の学費や就学支援金のこと【高校受験】|ベネッセ教育情報サイト)
以上のことから、併願校の合格発表までは納付金を待ってくれる場合もありますが、入学が決まった時点でまとまったお金を支払う必要があることになります。
国の奨学金や自治体の補助金を利用する
私立高校の入学が決まり、経済的負担が生活にまで影響するという場合は、国の奨学金や自治体の補助金制度などの利用を検討するようにしましょう。国や都道府県では、私立高校に通う場合の授業料補助制度を設けており、条件を満たせば補助金の受給資格が与えられます。
突然のリストラや会社の倒産などによって収入が激減し、低所得となった世帯を対象とした「家計急変への支援」や、高等学校等を中途退学した者を対象とした「学びなおしの支援」などがあります。また、前述した「高校生等奨学給付金」や「高等学校等就学支援金」の他にも、高校修学のための奨学金制度や補助金制度があります。返済不要の奨学金制度を有効的に利用し、少しでも経済的負担を軽減するようにしましょう。