病院へ相談した方が良い寝言
寝言の中には精神的・肉体的な病気が関係していることが稀にあります。ポイントは「寝言+α」。体が動いたり布団から出るようなことがあるときは注意が必要です。
夜驚症(やきょうしょう)
自律神経の興奮が見られる夜驚症は、他人が声をかけたりすることは効果がなく、自分の起こしたパニックは覚えていないことがほとんどです。ストレスが原因になっていることが多いので、子供の普段の様子を気をつけて見るようにしましょう。
どんな病気? | 夜眠っている時に突然起き上がり極度のパニックを起こす睡眠障害 |
主な症状 |
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治療法 | 発達とともに治癒する可能性が高いためケガなどをしないように見守る |
心的外傷後ストレス障害
心的外傷後ストレス障害は大人でも経験することがあり、非常に強いストレスが原因になります。強い精神的な苦痛を伴うケースが多く、専門医への相談が必要になります。
どんな病気? | 生死に関わるような危険な体験をしたときなどに、その体験が強烈なストレスとなってさまざまな症状を引き起こす病気。PTSDとも呼ばれる。 |
主な症状 |
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治療法 |
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夢遊病
夜中に急にベッドから起き上がって歩き回る……これが夢遊病の特徴です。特別な治療は必要としないですが、
- あまりにも回数が多い
- 歩き回る範囲がどんどん広がっている
- 寝不足で日中眠そうにしている
という症状が見られたら、一度専門医へ相談することをおすすめします。
どんな病気? | 無自覚で深い睡眠時に動き回ってしまう睡眠障害 |
主な症状 |
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治療法 | 専門医によるカウンセリング |
インフルエンザ
インフルエンザは非常に高い熱が出ることで知られています。高熱を伴う病気を発症したときには、うわごとのような寝言をいうことがあります。これは病気が引き起こしているものなので、病気が治癒すれば消滅します。
どんな病気? | インフルエンザウイルスによる急性ウイルス性疾患 |
主な症状 |
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治療法 | 内服薬・吸入薬・点滴などを発症後48時間以内に行うと効果的
(自然治癒するケースもある) |
ナルコレプシー
聞きなれない名前ですが、ナルコレプシーは過眠症の一つで、13~14歳くらいの子供が発症のピークとされている病気です。発達に伴い発症するのですが、周囲に理解されにくく、「だらけている」「意欲が足りない」などと誤解されてしまいがちな病気でもあります。
どんな病気? | 過眠症の一つで、日常生活に支障を来すほどの眠気に襲われる病気 |
主な症状 |
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治療法 |
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