全国の灯篭(とうろう)流しイベント
日本各地で灯篭流しは行われますが、その規模はさまざまです。ここでは、大きなイベントとして開催される灯篭流しをご紹介します。
ピースメッセージとうろう流し
毎年8月6日の平和記念日の夜に開催される「ピースメッセージとうろう流し」は、もはや広島の風物詩です。その名の通り、「原爆、戦災、一般死没者の慰霊」と「恒久平和(ピースメッセージ)」が込められています。開催場所は、広島市にある広島原爆ドーム前の平和公園。受け付けをすれば誰でも参加が可能で、会場に用意された600円の灯篭に、思い思いのメッセージを書くことができます。原爆ドーム前の元安川を中心に約8,000基の灯篭が流れる姿はまさに荘厳! 色とりどりの灯篭が幻想的に川面を揺らします。世界中でも報道されていることから、全国はもちろん、外国からも多くの人が集まる世界的に有名な行事です。
開催日時 | 2019年8月6日 受付時間:18時~21時
セレモニー(流灯式):17時30分~、灯篭流し開始:18時~ |
開催場所 | 元安川(原爆ドーム~元安橋、原爆ドーム対岸親水テラス) |
公式サイト | http://www.urban.ne.jp/home/tourou/ |
参考
8月6日 とうろう流し|とうろう流し実行委員会
ピースメッセージとうろう流し|YAHOO!JAPANロコ
京都嵐山灯籠流し
本日8月16日は、お盆の終わりの「京都・五山送り火」「嵐山灯籠流し」。
嵐山の中之島公園でしたら、灯籠流しと鳥居形の送り火、そして遠くに大文字も見られます。
☆詳細はコチラ→ https://t.co/NnJnZd3nMt pic.twitter.com/1c5bATSUM5— 阪急電鉄【公式】 (@hankyu_ex) August 16, 2016
戦没者の霊をなぐさめるために始まった「京都嵐山灯篭流し」。嵐山渡月橋東詰から、紙製の灯篭を京都の桂川に浮かべて流します。この灯篭はお盆にお迎えしたご先祖様の霊に乗っていただくもので、流すことで「浄土へ送る」という意味があります。灯篭は当日1基1,000円で購入でき、会場には記入スペースも用意されています。また、会場付近や桂川では灯篭流しと同時に、有名な五山の火の内(大文字の送り火)や、鳥居型松明も見ることができます。ゆったりと流れていくやわらかな光と、力強い送り火は、どちらも風情があります。
開催日時 | 2019年8月16日 19時~21時 |
開催場所 | 嵐山公園 |
公式サイト | http://buttorenmei.sakura.ne.jp/index.html |
参考
由来|嵐山灯篭流し
嵐山灯篭流し2019/8/16|京都ガイドブック
隅田川とうろう流し
隅田川とうろう流しは、吾妻橋近くの隅田川親水テラスと吾妻橋両岸から、自分の手で灯篭が流せることもあり、人気です。1946年の浅草復興祭で、戦災殉難者や水難者の回向法要として始まりましたが、防潮堤の整備のため中止に。2005年に親水テラスが整備されたことにより40年ぶりに復活しました。
以降は、亡くなった方の供養のみならず、隅田川に親しめるよう毎年2,000基の灯篭が流されています。地元の小学生も参加する人気行事です。
灯篭流しは有料で、事前申し込みのほか、当日会場でも申し込みが可能。昨年は、隅田川に浮かぶ船の上から、特設スロープを使って灯篭を流す「隅田川とうろう流しクルーズ」(東京都観光汽船)も開催されていました。
開催日時 | 2019年8月10日 18時30分 雨天決行(荒天予報時は順延の場合あり)
式典・流し初め 18時30分 灯篭流し18時45分~20時 |
開催場所 | 隅田川隅田公園親水テラス、吾妻橋両岸 |
公式サイト | http://e-asakusa.jp/culture-experience/13836 |
参考
隅田川 とうろう流し 8月10日,2019年 13時より受付開始 18時30分流し始め
永平寺大燈籠ながし
日本夜景遺産の「歴史文化遺産」に認定されている「永平寺大燈籠ながし」。永平寺の雲衲衆による法要のあと、先人への感謝と供養の意を込めて九頭竜川に約1万基の灯篭が流されます。2018年度は全国から約3万人もの人が来場しました。九頭竜川を流れる灯篭の光景は、光のパレードのよう。当日はステージやバザー販売のほか、フィナーレに花火が打ち上げられるなどイベントも盛りだくさんです。
開催日時 | 2019年8月24日
15時より各種バザー開始、19時50分~灯篭流し、20時40分~打ち上げ花火 |
開催場所 | 九頭竜川永平寺河川公園 |
公式サイト | https://toronagashi.com/ |
参考
ホーム|永平寺大燈籠ながし
九頭竜フェスティバル2017 第30回永平寺大燈籠ながし|永平寺町旅ガイド
福島とうろう流し花火大会
灯籠(とうろう)流しと花火大会が同時に行われる大イベントです。阿武隈川両岸には60本の大きな松明、川岸にはおよそ6,000基の灯篭が並びます。昨年度は19時15分から花火の打ち上げがあり、夜空を美しく彩りました。当日17~18時までに会場で申し込めば、灯篭に法名を入れることができたようです。
2018年は8月17日の18時30分~19時45分に行われましたが、今年の開催スケジュールはまだ発表されていません。
【終了】第36回 福島とうろう流し花火大会|こらんしょふくしま