ハロウィンがアメリカで盛んな理由は?楽しみ方や危険の避け方 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

アメリカのハロウィンが危険って本当?

アメリカで実際にハロウィンを体験してみようと調べてみると、ハロウィンの日の身の安全について解説した英語サイトが見つかります。ハロウィンの日は危険なのでしょうか? どのような懸念があるか解説します。

キャンディマン殺人事件

トリックオアトリートは子供たちだけで家々を回り、お菓子をもらう行事です。これに便乗して、毒入りのお菓子で親が我が子を殺すという悲惨な事件が1974年に発生しました。これは「キャンディマン殺人事件」と呼ばれ、この事件以降「トリックオアトリート」のお菓子に対する警戒心が社会的に強くなったとされています。

参考
9 Terrifying Real Life Halloween Murders | TheRichest
全米を驚愕させたハロウィン当日に起きた9つの殺人事件 | カラパイア

日本人留学生射殺事件

1992年、ハロウィンより少し早い10月17日に、日本人高校生の留学生が射殺される事件が起きました。仮装してハロウィーンパーティに出かけた被害者は訪問先を間違えてしまいます。加害者は銃を持ち出して「Freeze!(止まれ)」と静止しましたが、被害者は「Please」だと聞き間違えて敷地内に入り、撃たれてしまいました。

ハロウィンは地域社会で楽しむ行事なので、都市部よりも住宅地のほうが飾りつけや仮装が賑やかにされる傾向があるようです。ただしアメリカは銃社会であり、住宅地では知らない人に対する警戒心がとても強いところもあります。実際にアメリカ旅行をする際は、住人とのトラブルには十分注意してください。

参考
「フリーズ」と「プリーズ」を聞き間違えると…… 日本人留学生射殺事件の背景 | エキサイトニュース

夜は交通事故も

子供たちが夜までトリックオアトリートをしたり、パーティをしたりするハロウィン。車社会のアメリカでは都市部以外、歩行者はあまり多くありません。そのため、歩行者に慣れていないドライバーと、車の通る道を歩くことに慣れていない子供たちの間での交通事故が頻発するようです。さまざまな団体が、ハロウィン当日の交通事故を避けるためのガイドを発表し、注意を呼びかけています。

参考
Avoiding Halloween Car Accidents | The Schafer Law Office

まとめ

地域全体で楽しむイベントとしてアメリカ社会に定着しているハロウィン。日本で楽しむ際にも参考になるポイントがたくさんあります。また、実際に旅行して楽しむのも良い体験になるでしょう。安全面に注意しつつ、楽しいハロウィンを過ごすための参考になれば幸いです。

この記事をかいた人

akahoshitomoka

piggiesagogoクロシェター・ライター。 オリジナルの編み物作品の作り方を販売しながらライターもしています。守備範囲はハンドメイドから不動産まで。三浦半島が好きです。