ハロウィンがアメリカで盛んな理由は?楽しみ方や危険の避け方

「一度くらいアメリカに行って本場のハロウィンを経験してみたい!」と考えているご家庭はあるでしょうか。「ハロウィンも少しマンネリ化してきたし、アメリカ流の過ごし方を知りたいな」という人もいるかもしれません。アメリカでのハロウィンの歴史や過ごし方についてご紹介します。今年のハロウィンの参考になさってください。

どうしてアメリカではハロウィンが盛んなの?

ハロウィンの本場といえばアメリカ、という印象をお持ちの方は多いでしょう。歴史的に見て、アメリカでハロウィンが盛んになった理由はあったのでしょうか。

ハロウィンの源流「アイルランドからの移民が多かったから」

現代のハロウィンは11月1日にある「諸聖人の日」の前夜祭として位置付けられています。そのことからキリスト教に関係のあるイベントなのかと考えてしまいがちですが、さかのぼってみるとそうではないことが分かります。

ハロウィンは、古代ヨーロッパに広く住んでいた民族・ケルトのお祭り「サムヘイン」から生まれたと考えられています。現代でもハロウィンは「日本でいうとお盆のような日」と説明されることがありますが、古代でも同様に死者が現世と死後の世界を自由に行き来できる日だと考えられていたようです。

ケルトの中にキリスト教が広まっていくにつれ、サムヘインもキリスト教の文脈で再解釈されるようになります。そうして現代のハロウィンの原型が作られたと考えられています。

ケルトの文化は、現代ではイギリスとフランスの一部を中心に残っていることで知られています。イギリスでは、特にアイルランドなどの北方でその影響が強く見られます。

建国前のアメリカは、アイルランドからたくさんの移民を受け入れていました。そのため、アイルランドの風習がそのまま伝わる形となり、アメリカ流に変わって現代のハロウィンになったと考えられています。

参考
エンターテイメントとしての祝祭空間 : ハロウィン分析を通して見るアメリカ社会 | 同志社女子大學學術研究年報

地域のお祭り的な位置付けとして定着

ケルトの時代から宗教的な意味合いが強かったハロウィンですが、現代のアメリカでは少し違った文脈を持つようになっています。それは、地域のお祭りとしての位置付けです。

子供たちが仮装して近所を歩き回り、お菓子をもらったり、いたずらしたりという風景は、宗教的な意味合いを除いても風物詩としてアメリカ社会に定着しています。家族や親しい人と過ごすクリスマスより、地域全体で楽しむ行事として根付いているということが分かります。