夏休みの宿題・自由研究を進める手順
星座に関連した夏休みの宿題や自由研究は、以下の手順に基づいて進めましょう。
何をテーマにするか決める
単に「星座」というテーマの自由研究だと、読んだり見たりする相手から「星座の何を伝えたいのか分からない」という指摘されるかもしれません。
星座の中でも、神話の由来や、一部の地点での星の動きなどといった細分化されたテーマにすると、あまり星座に詳しくない人も関心を示してくれるでしょう。
このように星座のテーマが明確に決まっていると、自由研究として仕上げるときに無駄な時間も生じず、効率良く事が運ぶでしょう。
自由研究を進める方法を考える
星座に関するテーマが決まったら、本で調べたことのみでまとめるか、それとも実際に足を運んで星の様子を観察するか……など進め方も決めておきましょう。
観察や工作の場合は、事前の準備が肝心です。作業に取り掛かってから「あの道具がない!」「買い忘れた!」といったことが起こらないよう気をつけましょう。
実験や観察をスタートする
星空の研究は、星の動きを観察することがメインとなると時間が拘束される場合があります。
そして、野外での星空の観察に関しては、天候によって日程を調整する必要があるかもしれません。予備日もいくつかピックアップしておくことをおすすめします。
ここで注意したいのが、星空を見る地域で花火大会があるかということです。花火の煙で星空がうまく観察できないこともあるので、花火大会がある日の星空観察はおすすめできません。
観察をともなう自由研究は、必ず実施した日にちや時間・天候・場所などの記載が必要です。忘れずにメモしておきましょう。
研究したものをまとめる
自由研究は、メインとなる研究内容だけでなく、最後に「まとめ」を忘れずに入れることが大切です。実際に行った内容から要点を洗い出し、分かりやすくまとめましょう。さらに、文中に自分の考えを盛り込んだ文言も入れて、星座にあまり詳しくない人でも読みやすい内容に仕上げていきましょう。
終わりに
星座がテーマの自由研究には、文献を読む・工作する・星の動きを見てそれを時系列にまとめるなど……あらゆるパターンがあります。自分にとって、どのような星座の自由研究が最適か見極めることが必要です。
そして、星座の自由研究のテーマも「星座について」といった漠然としたものでなく、「○○地域の星の動きがどのようなものであるか観察した」などの明確なテーマにします。その方が調べる内容も絞られるので、まとめる段階になっても無駄な時間が生じません。
自由研究にあまり時間を割けないという子供であれば、星座にまつわる本の紹介や、帰省先または旅行先で星の観察をして自分の住んでいる地域と比較するといった内容もおすすめです。
自由研究を通して星座を知ることは、私たちが住んでいる地球の理解にもつながります。星座が好きな子供も、これから星座を勉強する子供も、自分たちが着手しやすい切り口からオリジナリティ満載の自由研究にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、星座をテーマにした自由研究が将来何らかの形で役に立つかもしれません。
参考
H28年度 自由研究の手引き|スリーエム仙台市科学館
夏の大三角と天の川|ぐんま天文台
12星座の物語〜水瓶座をたどる〜|『宇宙兄弟』公式サイト
12星座の物語〜双子座をたどる〜|『宇宙兄弟』公式サイト