高校受験の勉強はいつから?どうやって始めるのがいい? - cocoiro(ココイロ) - Page 2

高校受験の勉強で押さえるべき4つのポイント

高校受験で押さえるべき4つのポイントを紹介します。受験というとどうしても身構えてしまったり、何かにつけて難しく考えてしまいがちですが、以下の4つのポイント意識するだけで受験を有利に進めることができます。

まずは定期テストの勉強をしっかりやる

一般入試での出題範囲は中学1年生から3年生で学習した内容になります。よって学期ごとの学習の総まとめである定期テストは、入試で出題される問題の一部であるとも言えます。

受験モードになってから広い範囲を短期的に理解しようとするととても大変ですが、各学期ごとの定期テストでしっかり点数を取ることが受験勉強につながるのだと思えば、気持ちに余裕ができることでしょう。また、定期テストで点数をとることは内申点にもいい影響が出てきますので、受験を考えている場合は、まず定期テストの勉強をするように促しましょう。

歴史や英語など暗記ものは1年生から全力で

暗記で重要なのは何回も反復すること。短期的に大量に覚えることはとても難しいものです。しかし、1年生のうちからしっかりと覚えてまとめておくことで、何回も反復することが可能になります。

一度覚えてしまえば思い出すのは簡単なので、こつこつと知識を蓄積させていくようにしましょう。

国語の対策には新聞を取り入れる

国語で出題される問題は文章読解が主になります。文章読解は出題された問題の本文内容をどれだけ理解できているかを問うものです。この問題を解くには読解力がとても重要なのですが、普段から本を読む習慣のない子供が、いきなり読解力を求められる問題を解くのは非常に難しいものです。

読解力を付けるには新聞を読むことが一番効果的。受験を考えている場合は朝日新聞の「天声人語」や毎日新聞の「余録」など、ちょっとしたコラムでも、日常的に少しずつ読むようにしましょう。読むときにこの文章の要点は何か、テーマは何かを意識して読むとより効果的です。

参考
高校受験・試験対策、朝日新聞「天声人語」と読解力 | 成績上がる国語勉強法

受験する高校が決まったら出題傾向をチェックする

入試問題はある程度出題される傾向を読み取ることができます。一般の入試問題は出題範囲が中学1年生から3年生までに学習した内容となっています。教科書に載っていない内容は出題されません。

ただ、全国の中学校が同じ教科書を使っているわけではないので、受験する地域によって出題傾向が少し異なります。インターネットで調べることもできますし、こちらのサイトでは都道府県別にそれぞれの教科の出題傾向が記載されていますので、参考にしてください。

参考
教育情報|新学者

また、過去問を解いていくのも効果的です。何回も出題されるものは次も出題される可能性があります。しかし、あまりにも古いと傾向が違う場合もあるので、過去問をさかのぼる際は3~5年程度にするのがいいでしょう。

受験勉強のモチベーションを上げるのは親の役目

受験勉強は子供が頑張るものと決めつけていませんか。確かに勉強を頑張るのは子供なのですが、勉強のモチベーションを上げたり、不安になっている子供の心の支えになってあげるのは親の役目です。

ここでは受験勉強をしている子供に対して親がやってはいけないこと、してあげられることを紹介します。

過干渉にならないようにする

宿題をやりなさい、勉強をしなさいと意味もなく怒っていては子供のモチベーションが下がってしまいます。もしかしたらこれからやろうと思っていたのかもしれませんし、親の知らないところで勉強をしているのかもしれません。

子供の今の状況が気になるときは「分からないことや不安があるときは相談してね」と子供の方から話しかけられる状況を作ってあげるのがいいでしょう。そこで相談された場合は本人がしっかり納得するまで、きちんと話を聞いてあげるようにしましょう。

子供に不安や不満をぶつけない

受験で一番不安になっているのは子供です。本人以上に親が不安になっていては子供は自信を失ってしまいます。それでは思うように実力を発揮することはできません。また、「このままじゃ落ちるんじゃない?」など、軽い気持ちで言ってしまっては子供はストレスを感じてしまい、イライラしてしまいます。

受験生の子供には得意な教科を褒めるなど、少しでも自信になるような言葉をかけてあげるようにし、心の支えになってあげましょう。

適度にストレスを発散させてあげる

毎日長時間勉強しているとどうしてもストレスがたまってしまいます。勉強ばかりさせ続けていると、子供は次第に追い詰められていきます。

週に1日程度は自由にできる日を設けたり、休みの日に一緒に外出するなど子供のストレスを発散させてあげましょう。そのときに親も一緒に気分転換できるとよりいいでしょう。

食事でサポートしてあげる

勉強をしているとお腹が空きますから、夜食を作ってあげたり、長時間頑張った日には好きなものを夕食に出してあげると子供は喜びます。ちょっとしたことがやる気につながりますので、頑張って用意してあげましょう。

おわりに

高校受験の勉強についてまとめました。高校受験を考えている場合は、まずは定期テストで良い成績を取ることがまず大事。3年生になって追い込みをかける際は子供を追い詰めてしまわないように、親がしっかりサポートしてあげましょう。

参考
天声人語|朝日新聞デジタル
余禄|毎日新聞
大器晩成型の子は、勝負どころを高校受験に!|日経DUAL
高校入試のための受験勉強、一体いつからはじめればいいの?|ベテランママが教える子育てブログ
高校受験のための勉強を始めるのはいつから? それを決めるポイントは?|ベネッセ
中学生はいつから塾に通ってる?塾に入るおすすめの時期とは|塾シル
高校受験で親にできるサポートって何?| 道山ケイ公式ブログ
高校受験・試験対策、朝日新聞「天声人語」と読解力 | 成績上がる国語勉強法
教育情報|新学者

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