帯状疱疹の代表的な症状とは?メカニズムや感染経路をわかりやすく解説 - cocoiro(ココイロ)

帯状疱疹は幼稚園や小学校低学年のうちにウイルスが潜伏し、成人になってから発症することがある病気です。帯状疱疹は多くの子供が小さいうちに罹患する病気として知られていますが、正しい処置を理解しておくことが何より大切です。この記事では、帯状疱疹のメカニズムや感染経路などの情報をふんかりやすく解説していきます。

帯状疱疹のメカニズムとは?子供の水ぼうそうが原因?

成人になってから発症することが多いとされている帯状疱疹ですが、その原因は子供のころに罹患する水ぼうそうにあるとされています。まずは、帯状疱疹が発症するメカニズムと、子供のころに罹患する水ぼうそうとの関わりから理解していきましょう。

幼少期にウイルス感染して水ぼうそうとして発症

成人になってから発症することの多い帯状疱疹は、幼少期に罹患することの多い水ぼうそうがきっかけとされています。発症する症状の程度はさまざまですが、水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染した場合には水ぼうそうとして発症します。水ぼうそうは9歳までに90%が罹患すると報告されているため、多くの人は子供のうちに水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することになりますが、子供の頃に経験する初感染では水ぼうそうとして発症し、帯状疱疹と診断されることはありません。

参考

成人水痘-自験例からの考察|NIID 国立感染症研究所

ウイルスが神経節に潜伏

子供の頃に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染し、発症した水ぼうそうが完治した後もウイルスは体内の神経節に潜伏し続けます。人間が持ち合わせている免疫力によって、その活動が抑え込まれているため症状が出ることはありませんが、体内に水痘・帯状疱疹ウイルスを持ち続けている状態は続いていきます。

加齢やストレスなどによって帯状疱疹を発症

日常的に免疫力によって抑え込まれている水痘・帯状疱疹ウイルスですが、ふとしたきっかけによって帯状疱疹として発症します。加齢やストレス、過労などのさまざまな要因がきっかけになり得るとされていますが、いずれの場合も免疫力が低下したことで潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症することがほとんどのようです。
帯状疱疹は幼稚園や小学校低学年のうちにウイルスが潜伏し、成人になってから発症することがある病気です。帯状疱疹は多くの子供が小さいうちに罹患する病気として知られていますが、正しい処置を理解しておくことが何より大切です。この記事では、帯状疱疹のメカニズムや感染経路などの情報をふんかりやすく解説していきます。