子供の喧嘩を仲介しない場合のリスク
子供の喧嘩の対処法は、この記事で紹介した3つのステップをこなすのが基本です。しかし、中には「子供同士の喧嘩には仲介しないほうがいい」と考えている親もいることでしょう。ここからはそんな親御さんに向けて、子供の喧嘩に仲介しなかった場合のリスクを解説していきます。
相手の親が介入する場合がある
仮に「子供の喧嘩には介入しないほうがいい」と考えていても、相手の親が問題視するケースもあります。また、相手の親が冷静に話し合える状態ではなく、一方的にこちらの非を追及してくることがあるということも頭に入れておきましょう。
さらに、相手の親が問題だと判断した場合に、こちらが子供の喧嘩の経緯すら把握していない状態は非常に危険です。「自分の子供のことを理解していない」という印象を与えてしまいかねないため、深く介入せずとも何があったのかを理解しておくことは重要です。
相手に怪我をさせるなどのトラウマになることがある
幼稚園や小学校低学年の小さな子供は、親が介入しないうちに大きな喧嘩となり、相手に怪我をさせてしまうこともあります。そして、相手を傷つけてしまったという気持ちがトラウマとなり、コミュニケーション能力に影響することがあることも理解しておきましょう。
もちろん、喧嘩をして意図的に相手を傷つけようと考える子供はいません。しかし、親とともに解決案を見いだせていない子供が、ついつい力任せに暴力を振るってしまう状況は決して珍しいものではありません。そんな状態に発展する前に歯止めをかけるためにも、親がある程度介入しておくことが必要なのです。
親が仲介できないときは担任を頼るのもアリ
親が子供同士の喧嘩に介入できないと判断した場合には、早い段階で担任の先生に相談しておくのもアイデアです。子供同士が喧嘩をしている場合に、もっとも公平にその場を収めてくれる、頼るべき存在が担任の先生です。
さらに、担任の先生は当事者である子供たちよりも、冷静な見解でその状況を教えてくれる心強い存在です。親同士で話し合いをする際にも、一度先生に喧嘩の状況を聞いておけば、冷静に喧嘩を解決に導くことができるでしょう。
まとめ
一般的に良くないこととされることが多い子供同士の喧嘩ですが、子供の能力を成長させる大切な経験でもあります。ただし、子供が喧嘩という経験から学ぶことができるかは、親が適切な対処できるかにかかっています。また、子供同士の喧嘩を早く収束させるためにも、親同士の話し合いが必要になったときにも、今回紹介した3つのステップをこなしておくと効果を発揮します。ネガティブな印象を抱きがちな子供同士の喧嘩ですが、正しい対処法を理解すれば、冷静に解決に導けるはずです。
参考
子ども同士の喧嘩に親はどう対処するべきなのか。上手な仲直りのさせ方│KIDSNA
子供の喧嘩対処法、親は見守る?それとも口を出す? | 女性の美学