冷蔵庫の中に何もなくても、乾麺のおそばと卵くらいはあるのではないでしょうか。熱々のかけそばに生卵を1つポトンと落とせば、立派な月見そばになります。できれば、ネギや野菜を加えると栄養のバランスがさらに良くなります。ご自宅に常備しているそばで、どんな月見そばができるでしょうか? 今回は、困ったときのお助けメニュー「月見そば」をご紹介します。
もくじ
失敗しないそばの茹で方3原則
まずはそばの茹で方ですが、スーパーやコンビニで買った市販の乾麺でも、次の3原則を守れば、驚くほどおいしくなります。
- 大きな鍋を使い、たっぷりの湯で茹でる。1人前(乾麺100g)につき、水1.5リットルが目安。
- 茹で時間はきっちり測り、途中さし水はしない。(茹で時間は、袋の表示を参照)
- 茹で上がったら、冷たい水でていねいに洗う。
おいしいそばが茹で上がったら、のびないうちにすぐ食べるのが大切です。そばつゆやトッピングは、そばを茹でる前に準備しておきましょう。
参考
そば乾麺をおいしくする茹で方。NHKあさイチでも紹介しました/そば研究家・片山虎之介|日本蕎麦保存会jp そば研究家 片山虎之介が運営する蕎麦情報マガジン
人気の月見そば8選【月見そばのトッピングレシピ】
シンプル月見そば
シンプルな月見そばに、きざみネギと、ほうれん草またはワカメを足したものです。
作り方
- ネギは刻む。ほうれん草は、塩を加えた熱湯で茹でてすぐ冷水にとり、水気をしぼって3~5センチの長さに切る。ワカメは、水で戻しさっと湯にくぐらせ、冷水にとって水をきる。
- つゆを温めておき、そばを茹でる。
- 器に茹で上がったそばを盛り、生卵を割り入れ、熱いそばつゆをかける。ほうれん草やワカメ、ネギをのせる。
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月見+とろろそば
月見そばにとろろを加えた月見とろろそばは、温かくても冷たくてもおいしい一品です。温かいそばなら、ほうれん草やワカメとネギをトッピングするといいでしょう。冷たいそばの場合は、生卵ではなく半熟卵や温泉卵を使いましょう。トッピングは、オクラとのりにワサビを添えるのがおすすめです。
とろろの用意の仕方
- ヤマトイモを買ってきて皮を厚めにむく。
- 5分間水にさらし、アクを抜く。
- 水気をきって、すりおろす。
オクラの茹で方
- オクラは塩で板ずりする。
- オクラを塩ごと熱湯に入れて茹で、冷水にとる。
- 粗熱が取れたら、適当な大きさに刻む。
(参照元:kaerunokimochi | Instagram)
月見+みぞれそば
とろろのかわりに大根おろしを使います。温かいそばなら、ほうれん草やシイタケの含め煮のトッピングはいかがでしょうか。みぞれそばは、夏の食欲がないときに冷やしていただくとさらっと食べられます。
月見+たぬきそば
お店で「たぬきそば」を注文すると、地方によっては違うものが出てきますが、ここでいうたぬきそばは、天かす(揚げ玉)の入ったそばを指します。たぬきそばは、シンプルな月見そばではあっさりしすぎて物足りないという方におすすめです。油の香ばしさ、まろやかさとコクで、一気に満足度が上がります。
一緒に食べたいトッピングは、サクラエビとワカメです。きざみネギを散らし、おろししょうがをそえていただきます。月見たぬきそばは、冷やしてもおいしくいただけます。
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月見+山菜そば
山菜そばに卵も相性のいい組み合わせです。山菜は水煮になっているものを買ってきて水洗いし、そばつゆに入れて温めましょう。きざみネギだけでなく、針ショウガも山菜の風味とよく合います。
(参照元:mari.marioh | Instagram)