甲子園は、1915年からスタートした日本でも長い歴史があるスポーツイベントです。そして、毎年球児たちの感動ドラマが繰り広げられ、幅広い年齢層の方の心を釘付けにしています。
今回は、夏の甲子園の歴代優勝校を東日本と西日本に分けて紹介するとともに、球界関連で活躍中のOBの選手についてもピックアップします。
甲子園・高校野球選手権の歴史について
全国高等学校野球選手権大会(以下、甲子園)は、1915年に開催されたスポーツ大会の1つです。2018年には、記念すべき100回大会を迎えました。
大会の開催は、選抜の春と選考で勝ち抜いた夏の2回。1915年の開催当時の試合場所は、所在地の兵庫県西宮市ではなく、豊中グラウンドでした。1924年に現在の阪神甲子園球場へ移転。甲子園の大会が行われてない時期は、阪神タイガースの本拠地として使われています。
1940年代に太平洋戦争の影響で一時期中止になったこともありますが、再び開催されるようになります。そして、1953年にNHKがテレビの実況中継を開始、時代とともに座席の改良も行うなど球場内も変化を遂げます。
また2000年以降になると、従来の各都道府県の勝ち抜きによる選考のほかに、恵まれない練習環境でも練習にいそしむ学校に出場のチャンスを与えた「21世紀枠」を設けます。さらに近年では、選手たちの熱中症や健康管理にもこれまで以上に配慮し、延長試合を18回から15回に変更しています。