『アンネの日記』の読書感想文を書くときのポイント
読書感想文を書くときには、いくつかのコツがあります。ここではそのコツを3つ挙げてご紹介します。
メモを取りながら読む
読書感想文を書く本が決まったら、読むときにメモを取りながら読むようにしましょう。心に残った部分や響いたせりふなどを分かるようにしておくためです。メモが面倒であれば付箋を貼っておくだけでも十分です。
感想文を書くときに、本文から引用するケースもありますので、気になったところは必ず分かるようにしておくことが大切です。
あらすじだけ書くのはNG
読書感想文の失敗例として最も多いのは、あらすじだけをダラダラと書いてしまうケースです。感想文はあくまで「本を読んだ感想文」であって「あらすじの説明」ではありません。
あらすじを伝えるのであれば冒頭で簡潔に行うだけにします。文字数稼ぎのようになってしまわないよう、注意が必要です。
構成を考えてから書く
小学校の低学年で指導されるのは
- はじめ
- なか
- おわり
という3部構成で文章を書きましょうということです。
読書感想文もこれと同じ。起承転結などともいわれることがありますが、起承転結が難しければはじめ・なか・おわりの構成で十分です。
- はじめ:この本を読んでどんなことを感じたか、まず結果を書く。
- なか:はじめで述べた結果について、なぜそのように感じたのかの理由を書く。
- おわり:全体のまとめや将来的にどうしたいかなどをまとめて書く。
この構成を考えてから書くのと、いきなり書くのとでは雲泥の差があります。必ず構成を考えてから文章を書くようにしましょう。
まとめ
『アンネの日記』は不朽の名作です。小学生や中学生には想像もつかない戦争・民族問題など重たいと感じるテーマが根底にありますが、アンネという10代の女の子の目を通してどのように映っていたのかということに焦点を当ててみましょう。
同じくらいの年齢であれば、自分との違いが思い浮かぶはずです。コツさえ押さえれば読書感想文は難しくありません。ぜひ自由図書の課題として、『アンネの日記』を読んでみてください。
参考
アンネ・フランク『アンネの日記』感想・あらすじ~悩んで、浮かれて、恋をして。アンネは普通の女の子~|冷静と情熱のアイダ
『アンネの日記』は少女の黒歴史!? 歴史的名作の知られざる6つの事実!|ホンシェルジュ
アンネの日記/アンネ・フランクのあらすじと読書感想文|ミニシアター通信