『きみの友だち』の読書感想文を上手に書くコツと物語の復習 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

うまい読書感想文を書くコツ

メモを取り、線を引いて読み進める

読書感想文を書くための下準備として、メモや線引きは重要です。長編の物語だと、最初の方に抱いた感情を読み終えるまでに忘れてしまうこともあり得ます。そこで、気づくことがあったら都度、感想のメモを取り、響いた言葉に線を引いておくと、感想文を書く際に忘れずに用いることができます。やり方に決まりはないので、自分のやりやすい方法で記録を取りましょう。

まずは要約してみる

本全体を通して、あらすじを振り返られるように要約してみましょう。要約が難しいと、内容を読解できていない可能性もあります。主な登場人物やおおまかなあらすじについて書いてまとめましょう。本全体を通して、著者が伝えたかったメッセージをまとめられると、より良い文章に仕上がっていくでしょう。

本に問いかける

本を読み進めるなかで、疑問に思ったことを箇条書きにしてもいいでしょう。なぜ疑問を感じたのか、その疑問の答えは何か、どうやったら解決できるのか、といった視点で書き進めるといいでしょう。

書き終わったら音読をする

書き上げた感想文をあえて音読することで、読みやすさを踏まえた修正を加えることができます。音読してみると、文意の通らない表現や長すぎる一文に気づくことができます。全体的に調整を加えていきましょう。

時間をどの程度かけるべきか

読書感想文を書く際には、だらだらと日数をかけても間延びしてしまいます。夏休みの課題なら、早い時期にまとまった日数をとって一気に書き上げることが大切です。理想で言えば、本を読むのに1~2日、感想文を書くのに1日、原稿を寝かせるのに1日、仕上げに1日といったスケジュールで進めていけるといいでしょう。

もし課題提出間際で時間を取れないのであれば、全体をざっと読み、特に気になった箇所を重点的に読み進めましょう。そこのエピソードについて紹介して、感じたことを書いていくと原稿も進みやすいです。

終わりに

自分や同級生たちと似た登場人物が多くいたのではないでしょうか。「次はきみの番だよ」と言われているような感覚になるかもしれません。友達とは何か、親子で話し合う機会にしてもいいでしょう。読書感想文を書く際には、なるべく短期間で書き上げた方が良さそうです。

参考

第34回人権啓発詩・読書感想文入選作品 読書感想文の部門【中学校(中学部)の部】|大阪府

読書感想文優秀作品|第61回青少年読書感想文岡山県コンクール書感想文のコツ!時間のない高校生のための裏ワザも紹介|スタディサプリ

きみの友だち/重松清 あらすじ 感想|読書感想文はじめました。

『きみの友だち』重松清(2008年)新潮社

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