『永遠の0』の読書感想文を上手に書くコツ!物語の内容の復習も! - cocoiro(ココイロ)

百田尚樹による『永遠の0』は、戦争や特攻隊についても知ることができる物語です。2013年には映画化もされました。この記事では、この本の読書感想文を書く上で必要なことをまとめました。あらすじや登場人物、おすすめの着眼点などについて分かりやすく解説します。

『永遠の0』の内容を整理しよう

まず、『永遠の0』の内容を見ていきましょう。

登場人物

主な登場人物についてご紹介します。

佐伯 健太郎

弁護士を目指すも4年連続司法試験に落ち、仕事にも就かず生活を送ります。姉から祖父の宮部久蔵の経歴を調べる手伝いをしてほしいと頼まれます。

佐伯 慶子

ノンフィクションライターを目指す、健太郎の姉。新聞社の終戦記念プロジェクトに携わって、戦死した祖父について調べることになります。

宮部 久蔵

両親を亡くし、15歳から海兵団に入団。戦闘機の高い操縦技術を持ちながら、命を重んじた戦い方のため周りからは「臆病者」と揶揄されました。教官としては非常に厳しく、暴力を振るうことはなかったにしろ、学生から反発を受けます。終戦の数日前、特別攻撃隊として出撃し、26歳で帰らぬ人となります。

あらすじ

司法試験に落ち、アルバイトをしながら怠惰な生活を送っていた健太郎は、姉の慶子からアルバイトを依頼されます。それは、終戦記念のプロジェクトで実の祖父について調べるという内容でした。

祖父である宮部久蔵は、特攻で亡くなったというわずかな情報しか持っていなかったため、厚生労働省や戦友会に問い合わせます。2人は、宮部久蔵を知るさまざまな人物に会い続けていきます。天才パイロット、慈愛に満ちた性格、「生きて家族の元に帰る」と周りに告げていたこと、その人となりを知る中で、健太郎と慶子の心の中に変化が生まれていきます。