『西の魔女が死んだ』読書感想文のためのあらすじ・書き方紹介

子供が小学校高学年〜中学生くらいになってくると、読書感想文の課題図書に大人向けの作品が入ってくることがあります。梨木香歩著の『西の魔女が死んだ』は大人向けの小説ですが、主人公が中学1年生です。そのため、同年代の子供達にとっては比較的手に取りやすい本となっているようです。

本記事では『西の魔女が死んだ』の読書感想文を書く際のポイントなどについて解説します。

『西の魔女が死んだ』登場人物とあらすじ

まずは『西の魔女が死んだ』という作品を把握するために、主な登場人物とあらすじをご紹介します。今回の記事作成には新潮文庫版『西の魔女が死んだ』(平成25年7月25日65刷)を使用しています。なお、ここから先の記事には作品のメインテーマに関わる内容紹介がありますので、まだ本を読んでいない子供には読ませないことをおすすめします。

登場人物紹介

  • まい:主人公。中学1年生。喘息をきっかけに不登校になり、環境を変えるために母方の祖母に家に預けられる。
  • ママ:まいの母親。フルタイムで仕事をしている。物語の途中でまいのためにある決断をする。まいとの間では祖母のことを「西の魔女」と呼んでいる。
  • パパ:まいの父親。遠く離れたT市に単身赴任中。まいの様子を見に一度祖母の家に訪れる。
  • おばあちゃん:まいの母方の祖母。イギリス出身。日本人の夫と結婚して以来日本に住み続けている。1人暮らし。ある修行をまいに課す。
  • ゲンジさん:近所の男性。仕事を辞めて最近実家に帰ってきたらしい。たまにおばあちゃんの庭仕事などをしてくれる。

あらすじ

中学1年生のまいは学校になじむことができません。喘息の発作をきっかけに「二度と学校に行かない」と心に決めます。ママはそれを受け入れるのですが、環境を変えてみるのもいいだろうとおばあちゃんの家にまいを預けることにします。

おばあちゃんは夫が他界してから、片田舎で1人暮らしをしています。野いちごをつんでジャムを作ったり、シーツを洗ってラベンダーの茂みの上で干したりと、イギリスの田舎に伝わってきた丁寧な生活を続けています。いわゆる「スローライフ」的な描写が作中には多数あります。

まいはおばあちゃんが好き。ママやパパには言えない「大好き」も素直に言うことができます。おばあちゃんは決まって「アイ・ノウ(I know)」と答えます。

おばあちゃんはまいと生活しながら、ある秘密を打ち明けます。おばあちゃんの家系には千里眼のような超能力を持つ人が多いのだそうです。人によってはこの力を使って魔女としての仕事をしているそうです。おばあちゃんは、いつかまいに魔女としての力を見せてあげると言います。

まいは自分も魔女になれないかとおばあちゃんに尋ねます。生まれつきの力がないので、修行が必要だとおばあちゃんは答えます。その修行とは日常生活の中で心身を律していくことなのですが、まいはこれがなかなか上手にできません。まいに対して好意的でないゲンジさんに対しては、特に怒ったり失礼な態度を取ってしまったりしてしまいます。

そんな中、パパがまいの元を訪れ、家族3人でT市に住まないかと提案します。ママは仕事を辞め、まいは転校することになります。まいはその提案を受け入れて、おばあちゃんの家を離れるのです。

2年後。おばあちゃんが亡くなったという連絡が入ります。ママと駆けつけたまいが見たのは、ガラス窓に指で書かれたあるメッセージでした。