お父さんも子育てに後悔している
子育てに後悔しているのは、お母さんだけではありません。世のお父さんたちはいったいどのような点に後悔を覚えているのでしょうか?
株式会社パラドックスが運営するお父さんスタイルを追求するメディア「oton +to(オトント)」では、2015年の11月に子育てに関するアンケート調査を行いました。
調査の中で、中高生の子供を持つお父さん104人に「子どもが小学生のときに、もっと遊んでおけばよかった。」という項目について回答を求めた結果は以下のとおりです。
(参照元:6割以上の父親が感じている後悔。父親の役割とは?あるべき父親とは?様々な父親像をインタビューし、蓄積したナレッジを体系化!家族の未来が変わる「青山お父さん大学」2018年8月開講!|PR TIMES)
調査の結果、約6割のお父さんたちが「小学生のときにもっと遊んであげればよかった」と感じていることが分かりました。つまり、自分はもっと子供との時間を作るべきだったと後悔しているのです。
しかし、子供も小学生になれば、学校の友達と遊ぶ時間が増えていきます。親が望んでも、思うように家族の時間が取れなくなってしまうかもしれません。時間ができたらそのうち、ではなく、今の子供の姿は今しかないということを意識して家族の時間を作る必要があるでしょう。
後悔しない子育て方法とは?
上記の後悔を踏まえて、いったいどのような子育てをすれば後悔せずに済むのでしょうか? 今回は後悔しないために覚えておきたい子育ての心構えを3つご紹介します。
(1)子供の気持ちを考える
まず、「子供の気持ちを考えてあげる」ことを意識しましょう。具体的には親が何でも決めたりせずに、「○○ちゃんはどうしたい?」など意見を求めるようにするといいでしょう。
例えば「今日は何をして遊びたい?」と聞いてみたり、お友達とけんかしてしまったときには「○○ちゃんは、叩かれたらどんな気持ちになるかな?」と考えさせてみたりするといいでしょう。こうすることで、「きっと子供はこんな遊びをしたがっている」と決めつけることを考え直したり、子供が友達の気持ちを考えたりするきっかけにつながります。
(2)子供と向き合う時間を作る
後悔しない子育てをするためには、「子供と向き合う時間を作る」ことも大切です。寝る前の読み聞かせの時間や1日の出来事を聞く時間を取るなど、子供だけに集中する時間をできるだけ毎日取りましょう。
話を聞く際には、頭をなでたり抱きしめたりするといいでしょう。こうすることで、「自分は愛されている」ということを子供に実感させてあげることができます。
(3)過去より今の子供と向き合う
また、「過去の子供より今の子供と向き合う」ことも大切です。過去のことを振り返って、「あのときしてあげられなかったこと」を挙げるのは簡単なことです。しかし、その時間を今目の前にいる子供を見つめる時間に充てましょう。
例えば子供が成長し、もう抱っこができなくなってしまったとします。さかのぼって抱っこをしてあげることはもうできません。しかし、それ以上に子供は多くの言葉を理解できるようになっています。子供のお手伝いには必ず感謝を伝えたり、いいところは積極的に褒めたりして、今だからこそ伝えられる子供の良さを見つけ、教えてあげましょう。
おわりに
子育てはやり直せない分、失敗や後悔を恐れる親は多いでしょう。しかし子育ては千差万別です。ほかの家庭の「成功」が、我が子にとっての「失敗」となってしまうこともあるかもしれません。
大切なことは、目の前の我が子と精一杯向き合うことです。できなかったことよりも今してあげられることに目を向けて、我が子ならではの成長を楽しんでみてはいかがでしょうか?
参考
「失敗しちゃった!?」子育ての後悔 <番組内容>|ウワサの保護者会
8割以上の保護者が「子育てで後悔していることがある!」|ベネッセ教育情報サイト
6割以上の父親が感じている後悔。父親の役割とは?あるべき父親とは?様々な父親像をインタビューし、蓄積したナレッジを体系化!家族の未来が変わる「青山お父さん大学」2018年8月開講!|PR TIMES
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