「子育てに正解はない」なんてよく聞くものの、できるだけ失敗や後悔するようなことは避けたいもの。そのためには、どんな点を後悔することが多いのかを知り、対策を打つことが必要です。当記事では子育て経験者の後悔や、後悔しない子育てのコツなどについてご紹介します。
もくじ
子育てのどんなところに後悔している?
先輩であるお父さんやお母さんたちは、子育てのどのような点を後悔しているのでしょうか? まずはお母さんが抱きやすい子育ての後悔点を5つご紹介します。
(1)怒りすぎてしまった
子育ての後悔として挙がりやすい点の1目は、「怒りすぎてしまった」という点です。幼いうちからすべての言うことを聞く子供はおらず、「何回言ったら分かるの?」と怒ってしまう親も多いでしょう。
もちろんいけないことをしたら、きちんと注意しなければいけません。しかし、怒りに任せてきつい口調になってしまうこともあるかもしれません。子供はそのときに親から言われたきつい言葉を抱えて生きていくことがあるのです。
怒った際に何気なく投げた言葉が、子供の心に傷をつけてしまうことがあります。傷ついたその様子に気づいたときに、後悔の念が押し寄せるという親は多いでしょう。
(2)過保護になってしまった
子育ての後悔として挙がりやすい点の2つ目は、「過保護になってしまった」という点です。子供のためを思って親がついつい先回りばかりしていると、子供が自分で物事について考える機会を奪ってしまうことにつながりかねないのです。
親があれこれ口を出すことは、その瞬間は子供のためになっているかもしれません。しかし子供自身がどうしたいのか、どうすればより良い状況にできるかなどを子供が考えることができなくなってしまいます。
(3)もっと甘えさせてあげればよかった
子育ての後悔として挙がりやすい点の3つ目は、「もっと甘えさせてあげればよかった」という点です。甘えられる年齢は限られているものの、その時期こそいっぱいいっぱいになってしまい、十分に甘えさせてあげられなかったと後悔してしまうのです。
甘えてくる年齢のときは、早く大人になってほしい……と思うこともあるでしょう。しかし子供の成長は早く、気づいたころにはもう甘えてこなくなる年頃になっているのです。
親子の関係は続いても、過ぎた歳月は取り戻せません。あのころのように甘えてほしい! と思ったときには、もう子供は自立してしまっているでしょう。
(4)周りからの評価を気にしすぎていた
子育ての後悔として、「周りからの評価を気にしすぎていた」という点も挙がりやすい項目です。礼儀正しい子や迷惑をかけない子は、しばしば「立派な子」として周囲から高い評価を受けることがあります。この評価を気にしすぎるあまりに、周りの思う「いい子」に育てようと必死になってしまうことがあるのです。
もちろん「いい子」であることは、悪いことではありません。しかし、なかには「いい子」にすることで親である自分を評価してもらったり、自分が手を焼かずに楽ができたりするようにしただけだったと後悔する親もいます。
(5)子供に構うことを後回しにしていた
子育てで後悔しやすい点としては、「子供に構うことを後回しにしてしまっていた」という点も挙げられます。日々の家事や仕事ばかりに時間を割くのではなく、もっと子供との時間を優先してあげればよかったと後悔する親が多いのです。
例えば、夜寝る前の時間を使って、もっと本を読んであげれば良かったと後悔する親もいるでしょう。乳幼児の際には寝かしつけに絵本を読んでいても、成長してからはあまり読み聞かせをしなくなることがあるかもしれません。
本の読み聞かせは、1日あたり数分〜数十分の時間です。それが短い時間であっても、親子がじっくり向き合う大切な時間なのです。このようなかけがえのない時間をもっと作ってあげればよかった、と後悔する親は多いでしょう。