子供は日々喜びと感動を与えてくれるかけがえのない存在ですが、子育てが始まるとその出費の多さに目を見張ります。かわいい子供のためには出費を惜しみたくない気持ちはあっても、1人の子供が無事巣立つまで20年以上かかります。子供の夢と幸せをサポートできる親であるためには、子育てにかかる費用を予測し、計画的に資金を準備することが必要です。
では、子供が生まれてから、大学を卒業して巣立つまで、いったいどんな費用がどのくらいかかるのでしょうか?
もくじ
子育てにはいつどんな費用がかかるか
まず、子育てにはどのような費用がかかるかを見てみましょう。内閣府が行った子育て費用に関する調査では、以下のような項目を「子育て費用」としています。
- 衣類・服飾雑貨費
- 食費
- 生活用品費
- 医療費
- 保育費
- 学校教育費
- 学校外教育費
- 学校外活動費
- 子どもの携帯電話料金
- おこづかい
- お祝い行事関係費
- 子どものための預貯金・保険
- レジャー・旅行費
(引用元:平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF)第2章 調査結果の概要|内閣府,P29)
上記の項目は、「養育費」と「教育費」に大別できます。「養育費」のうち、食費は成長とともに増加する傾向があるものの、それ以外の費用はほとんど成長に関わらず一定費用がかかります。それに対し、「教育費」は、学校段階により大きく変わります。
2009年に内閣府が行った、中学生以下の子供の子育て費用の調査によると、子供が幼稚園・保育園に通っている間は保育費が大きな負担となっています。子供が中学生の場合は、学校関連の費用と塾などの学校外教育費が大きな出費となります。それに対し、小学生の間は比較的費用負担が少ない期間といえます。
(参照元:平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF)第2章 調査結果の概要|内閣府,P29)