二重とびには適切ななわとびを使おう!スモールステップ練習のコツ - cocoiro(ココイロ) - Page 2

二重とびの練習はスモールステップで始める


なわとびは1つのとび方が「できる」か「できない」かを明確に見分けることができる競技です。そのため、できない状態からすぐにできる状態に持っていきたくなりますが、できないときはどこでつまずいているのかを確認することも大切です。

まずは前とびを早くとべるようになろう

二重とびがなかなかできるようにならない場合は、その前段階である前とびに立ち戻って練習してみましょう。なわとびは、なわを回す腕の運動と、ジャンプをする足の運動を組み合わせて行います。両方がバランスよく上達することで、さらに難しいとび方ができるようになっていきます。

このように段階を踏んで少しずつ感覚をつかんでいく練習方法を「スモールステップ」と呼びます。二重とびのスモールステップは以下のようになっています。

  • 前とびがとべる
  • なわが早く回せるようになる
  • なわに合わせて素早くジャンプできるようになる
  • 前とびが早くとべるようになる
  • ジャンプしながら2回手が叩けるようになる
  • 片手でなわとびを持ってジャンプの間に2度回せるようになる
  • 二重とびが1回とべるようになる

二重とびを練習する子供は、前とびはすでに習得しているはずです。まずは、この前とびをブラッシュアップしていくことから始めましょう。具体的には、今よりもより早くなわを回して、テンポよく前とびができるように練習してみましょう。

子供はまだ二重とびがとべるようになっていないので、自分がなぜできないのかや、できるようになるまでにどういったポイントを乗り越えなければならないのかが分かりません。練習の道筋を分かりやすく示してあげましょう。

また、1ステップができるようになったときは、子供の頑張りをしっかりと褒めてあげましょう。細かく達成感を得ることで、子供のモチベーションが持続するようになります。

(参照元:【プロが教える】まえとびの跳び方Part3ー目線とジャンプの仕方ー |YouTube)

テンポのいい前とびのためには、なわを早く回せることと、なわの動きに合わせて正確にジャンプすることが必要です。なわは早く回せているのに引っかかってしまうときは、ジャンプのテンポや高さが合っていないかもしれません。逆に、なわの回し方がゆっくりすぎるという子供もいるでしょう。

上記の動画などでなわの回し方や姿勢などをチェックしながら練習してみましょう。子供のとぶ姿を動画に撮ってあげると、お手本との見比べができるので子供本人も直すポイントを自分で見つけることができるようになります。

ジャンプしながら手を叩いてリズムをつかもう

  • 前とびがとべる ○
  • なわが早く回せるようになる ○
  • なわに合わせて素早くジャンプできるようになる ○
  • 前とびが早くとべるようになる ○
  • ジャンプしながら2回手が叩けるようになる
  • 片手でなわとびを持ってジャンプの間に2度回せるようになる
  • 二重とびが1回とべるようになる

ここまでで前とびが早くとべるようになりました。なわを回してとぶ感覚がしっかりつかめたところで、一度なわを置いて練習します。

なわを持たずにジャンプします。1回のジャンプの間に均等に2回手を叩いてみましょう。手を叩くこと=なわを回すことと考えると、どのようなタイミングでなわを回せばいいのかが分かってきます。

(参照元:2・1 縄跳び集会 二重跳び持久跳びに挑戦|YouTube)

手を叩くのが早すぎたり、逆にゆっくりすぎて先に着地してしまうときは、何回も繰り返して均等なテンポで手を叩くことができるように練習してみましょう。実際にとんでいる動画を見ながら、なわを回すテンポに合わせて手を叩いてみるのもいいでしょう。

手を叩くテンポだけでなく、ジャンプの長さにも注目してあげてください。滞空時間は前とびよりも長く、かつジャンプしすぎないことが大切です。

片手でなわとびを持って素早く回してみよう

  • 前とびがとべる ○
  • なわが早く回せるようになる ○
  • なわに合わせて素早くジャンプできるようになる ○
  • 前とびが早くとべるようになる ○
  • ジャンプしながら2回手が叩けるようになる ○
  • 片手でなわとびを持ってジャンプの間に2度回せるようになる
  • 二重とびが1回とべるようになる

ここまででスモールステップの5つ目までできるようになりました。続いては、なわを持っての練習をします。

なわの持ち手を2つとも利き手で持ち、先ほど2回手を叩いたリズムで回してみましょう。ジャンプしながら回せるのであれば、ジャンプしながら回してみましょう。片手で持って回すことで、足がなわに引っかかることを気にせずに感覚をつかむことができます。