冷やし中華にマヨネーズ・そのルーツと理由を探る!

冷やし中華のポスターが貼られたり、のぼりが立ったりすると「夏が来たなぁ」と実感します。そうめんや冷や麦と同じく、夏になると食卓に登場することの多い冷やし中華ですが、その食べ方には日本全国地域によって、さまざまな文化があります。

自分の住んでいる地域では当たり前のことが他の地域ではほとんど認知されていないということはよくありますが、冷やし中華も例外ではありません。

そこでこの記事では冷やし中華の文化の違いについて、マヨネーズにスポットを当ててご紹介します。興味があればぜひレパートリーの1つに加えてみてください。

冷やし中華にマヨネーズ?その実態に迫る

冷やし中華のたれは醤油ベースのものやごまだれが一般的ですが、地域によってはマヨネーズをつける・添える・和えるといったところもあります。

冷やし中華の発祥は日本

冷やし中華と聞くと「中華」という文字からも中華料理であるというイメージをされる方がほとんどです。実際に冷やし中華は多くの中華料理店で提供されているため、和食というイメージがつきにくいこともあります。

冷やし中華の発症については諸説ありますが、もっとも有力視されているのは1937年に宮城県で誕生したというものです。

元々中華料理には「冷たい麺」がありませんでした。夏場に暑いラーメンが売れず困っていた同業組合の方々が「リャンパンメン」という冷たいラーメンを提供することにしたのが始まりです。

夏の暑い時期でも冷たいラーメンが食べられるということで、日本各地に広まっていったといわれています。

参考

冷やし中華はやっぱり「日本料理」だった 食の安全|JBpress

冷やし中華+マヨネーズの文化圏

Jタウン研究所が行った【都道府県別】冷やし中華(冷麺)にマヨネーズかけますか?というアンケートによると、長野・山形・福島・茨城・山梨・岐阜・愛知・三重・滋賀・奈良・大分の11県で「いつもかける」が50%以上得票されました。そして福島を中心とした東北~北関東・愛知が中心の東海圏や北陸などに「かける」率の高いことがわかりました。

冷やし中華にマヨネーズをかけるという文化は、名古屋のラーメンチェーン店「スガキヤラーメン」が始めたといわれていて、マヨネーズをかける地域もこの「スガキヤラーメン」が出店している地域と重なります。個人の好みでマヨネーズをかける・かけないではなく、一緒に食べることの文化にはある程度の地域性があるようです。

冷やし中華+マヨネーズのルーツ

冷やし中華にマヨネーズという文化を始めたスガキヤでは、1957年ごろから「冷やし中華」ではなく「冷やしラーメン」として提供されました。冷やしたラーメンスープにお酢とマヨネーズを溶かしたものを混ぜていたといわれています。

マヨネーズとスープが絶妙に合うことから、この路線での提供が継続されています。