冷やし中華の由来
冷やし中華は中華料理屋の夏の定番メニューですが、実は本場・中国に冷やし中華はありません。中国で冷たい麺と言えば、涼麺(リャンミエン)・涼拌麺(リャンバンメン)などがありますが、日本のように、水で洗って麺をしめることはありません。たれもゴマダレのようなこってりとした味付けで、酢をベースにしたたれではありません。
冷やし中華は仙台生まれ
日本の冷やし中華は、1930年代に仙台の中華料理屋龍亭の店主が、暑い夏でも食べてもらえる麺を開発したのが最初だとされてています。当時は「涼拌麺」という名前で売り出され、具は茹でたキャベツ、塩もみしたキュウリ、スライスしたニンジン、チャーシュー、トマトだったと伝えられています。
富士山型は東京神保町で誕生
現在の冷やし中華は、野菜を千切りにして放射線状に並べ、真ん中を高くする「富士山型」です。この富士山型の冷やし中華は、東京神保町の中華料理屋揚子江が始まりだと伝えられています。
つゆ付き市販品で家庭の食卓へ
中華料理屋の夏の人気メニューが家庭でも食べられるようになったのは、製麺会社のだい久が仙台で、冷やし中華用の麺をつゆとセットで売り出したのがきっかけでした。麺を茹で、具を切って乗せるだけで、栄養のバランスの取れた一品ができる即席性が人気を博し、一気に全国に広まりました。
まとめ
栄養のバランスが良く、暑い夏でもおいしく食べられる冷やし中華は、お弁当にもぴったりです。麺がくっついて少し固まりますが、たれをかけて箸(はし)で混ぜると簡単にほぐれます。たれは密閉容器に別に入れて持って行きましょう。
参考
冷やし中華、冷麺、冷やしラーメン…どう呼びますか?|NIKKEI STYLE
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『からだにおいしい 野菜の便利帳』板木利隆 監修(2008年)高橋書店
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