これで安心!消化によいそうめんの調理法と食べ方
そうめんは「消化によい」という意見とは反対に、「消化に悪い」とする意見もいくつかありました。「そうめんが消化に悪い」という根拠について調べてみると、調理法と食べ方が大きく影響していました。詳しく解説していきます。
冷たい「ざるそうめん」はNG!温かい「にゅうめん」に
消化しやすいのは、冷たいものよりも温かいものです。そのため、そうめんも消化を考えるなら温かくして食べるのがベター。温めることで弱った胃への負担が軽減できるようです。冷たい「ざるそうめん」や「ぶっかけそうめん」より、温かい「にゅうめん」するといいでしょう。
消化によい具材を選ぶ
そうめんだけだと栄養のバランスが崩れるのも事実です。そのため、野菜やたんぱく質など、何らかの具材を入れる人も多いでしょう。この時に気をつけたいのが、具材が消化によいものかどうかです。いくらそうめんが消化によくても、栄養を考えて入れた具材が消化に悪いものだと、胃に負担がかかることがあります。繊維のやわらかい野菜は消化によいですが、油揚げやきのこはおすすめできません。
【消化に良い食材と控えめにしたい食材例】
消化によい食材 | 消化によくない食材 |
大根、人参、玉ねぎ、ほうれん草、キャベツ、白菜、じゃがいも、卵、鶏ささみ、豆腐など | にら、海藻、山菜、きのこ、油揚げ、さつま揚げ、天ぷら、脂身の多い肉 |
参考
そうめんは汁鍋とは別の鍋でゆでる
塩分が多く含まれるそうめんは、汁鍋とは別の鍋でゆでましょう。そうめんはゆでると塩分が溶けます。ゆで上がったら水でしっかりもみ洗いすると、塩が減り効果的です。
また、そうめんの原材料を見ると、油が含まれているものもあります。にゅうめんを作るときに、汁を作った鍋に直接そうめんを入れて煮ると洗い物が少なくて済みますが、できるだけ別々の鍋で作るようにしましょう。
よくかんで、ゆっくり食べる
そうめんはつるつるとして食べやすいため、かまずに飲み込んでしまうことがありますが、これはNG。食べ物をよくかみ、細かくすることで、消化吸収作用を高める唾液が分泌されます。また、ゆっくり食べることで、胃はそうめんを消化、吸収しやすくなります。そうめんに限らず、どの料理もかまずに飲み込むことは消化に悪影響を及ぼしますので、気をつけましょう。