子供の目の病気には何がある?種類と対処法について

子供の目の病気には、ものもらいや結膜炎などさまざまな種類のものがあります。子供の目の病気についてご家庭でしっかりと理解し、知識を頭に入れておくことで、いざというときに焦らず、正しい対処をすることができます。

今回は、そんな子供の目の病気の種類やその対処法について詳しくお話をしていきたいと思います。ぜひこの記事を参考にして、子供の目の病気への理解を深めていってください。

子供の目の病気① ものもらい

ものもらいとは、まぶたが腫れ・痛み・かゆみなどを引き起こす病気のことをいいます。基本的にものもらいは人に移らないと言われており、まぶたの周りを不衛生にすることから発症するとされています。ものもらいは、10代から30代の比較的若い世代に多く、夏場や季節の変わり目などにかかりやすい病気です。

ここからは、子供の目の病気の一つであるものもらいについて、詳しく説明していきます。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

ものもらいの種類の1つ目は、麦粒腫と呼ばれるものです。麦粒腫は、黄色ブドウ球菌という化膿の原因となる細菌の感染によって起こる病気です。麦粒腫は、まぶたの一部が赤くなる、かゆみを伴う、白目の充血、目に異物感を感じる、まぶたが硬く腫れて強い痛みを伴うなどの症状があります。

さらに、麦粒腫は、まぶたの外側が化膿する外麦粒腫と、まぶたの緑のマイボーム腺という場所が化膿する内麦粒腫に分かれます。

麦粒腫は免疫力が低下しているときに起こりやすくなり、腫れるなどの一般的な症状の麦粒腫であれば1週間程度で治癒すると言われています。麦粒腫の治療法としては、点眼薬や抗生物質などの内服薬があり、化膿した場所が悪化すると、切開して膿を出すなどの処置が必要になる場合もあります。

麦粒腫を悪化させないためにも、ものもらいがなかなか治らなかったり、目の症状に不安を感じる場合は、なるべく早く病院を受診した方がいいでしょう。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

ものもらいの種類の2つ目は、霰粒腫と呼ばれるものです。霰粒腫は、麦粒腫のような細菌による感染から起こる病気ではなく、まぶたの緑のマイボーム腺の出口が詰まることによって慢性的な炎症が起き、その結果としてまぶたに違和感のあるしこりのような塊ができる病気です。

霰粒腫の主な症状には、まぶたの腫れや異物感、まぶたの開閉のしづらさを感じるなどといったものがあり、通常は、麦粒腫のように赤みや痛みを伴うことは少ないと言われています。

また、霰粒腫の中には、赤みや痛みを伴う麦粒腫のような症状が起こり、炎症を伴なう場合があり、急性化膿性霰粒腫に変化していくケースもあります。霰粒腫は点眼薬や内服薬などで治療を行いますが、なかなか治りにくい場合も多く、悪化すると悪性腫瘍になり、手術が必要になることもあります。霰粒腫のような症状が出ていたら、早めに病院を受診することをおすすめします。

子供の目の病気② 結膜炎

結膜炎は、まぶたの結膜が炎症を起こし、目やにが出る病気です。結膜炎は、細菌性のものやウイルス性のもの、アレルギー性のものなどさまざまな種類があります。

ここからは、子供の目の病気の一つである結膜炎について、詳しく説明していきます。

細菌性結膜炎

結膜炎の種類の1つ目は、細菌性結膜炎と呼ばれるものです。細菌性結膜炎は、その名のとおり細菌から感染する病気であり、目が充血し、黄色く粘り気のある目やにが出ます。細菌性結膜炎の主な治療法は、点眼薬などで治療を行うことで、通常は短期間で治ることが多いと言われています。

流行性角結膜炎(はやり目)

結膜炎の種類の2つ目は、流行性角結膜炎と呼ばれるものです。流行性角結膜炎は、一般的にはやり目と呼ばれるものであり、アデノウイルスに感染して起こる病気です。主な症状には、目が赤くなる、さらさらとした目やにが大量に出る、涙が出る、まぶたが腫れる、むくみ、充血などがあります。

はやり目は感染力が非常に強く、小児に多い病気です。はやり目の治療法には点眼薬などがあり、通常は3週間程度で治ると言われています。

また、はやり目は、感染力が完全になくなったと医師の判断が下されるまでは学校などへ行くことができません。これは学校保健安全法によって定められているので、知っておきましょう。

咽頭結膜熱(プール熱)

結膜炎の種類の3つ目は、咽頭結膜熱と呼ばれるものです。咽頭結膜熱は、アデノウイルスが原因で、6月末から夏場などに多くかかります。プールでの感染が多いことから、プール熱とも呼ばれています。

プール熱の主な症状は、目の充血、涙が多くなる、異物感、喉の痛み、39℃前後の高い発熱、頭痛、食欲不振などがあります。プール熱の治療法には、点眼薬や鎮痛剤などがあり、感染力が非常に強いため、家庭では二次感染に注意する必要があります。