【自宅でできる】子供の鼻水・鼻づまりを解消する方法!原因は? - cocoiro(ココイロ) - Page 2

鼻水や鼻づまりの原因は何?

子供の 鼻づまり

鼻水や鼻づまりの原因はさまざまです。ここでは、風邪以外で一般的に多い鼻水・鼻づまりの原因についてご紹介していきます。原因が分かれば、今後どのように対処していけばいいかが分かるのでしっかりと理解しておきましょう。

アレルギー性鼻炎

鼻のクリニック東京の「子供の鼻づまり治療」には、以下のように記載されています。

子供の「鼻づまり」の多くは、慢性鼻炎(アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎)のために鼻腔の粘膜が腫れているのが原因です。

鼻の粘膜の中にはスポンジ状の血管があり、もともと腫れやすい性質があります。そこに炎症が起きると、血流が停滞して「鼻づまり」をきたすことになります。慢性鼻炎による「鼻づまり」は、症状が少しずつ進行すること、無意識に口呼吸で代替してしまうこと、一般に日中は症状が軽く、睡眠中に悪化する傾向があることから、くしゃみや鼻水と違い気づかれにくく、放置されやすいのが特徴です。

(引用元:子供の鼻づまり治療|鼻のクリニック東京

ウイルスやくしゃみで鼻の粘膜が炎症を起こし、鼻水が外へ出ずにウイルスが増殖し、さらに鼻づまりを引き起こしてしまうという悪循環が起こってしまいます。アレルギー性鼻炎の場合はすぐに治るわけではなく、定期的に病院に通って薬をもらう必要があります。

また、アレルギー性鼻炎の原因はさまざまで、ハウスダストやダニが原因の可能性もあります。家の中にホコリを溜めず、時間があるときに掃除をするようにしてきれいに保つことも大切です。

アデノイド増殖症

神尾記念病院の「アデノイド増殖症」には、下記のように記載されています。

アデノイドは咽頭扁桃とも言われ、リンパ組織の一つです。口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)やその他の扁桃とともにのどの奥にあり、体の抵抗力(免疫力)に関係しています。4~6歳をピークに、幼小児期に働きが活発で、大きさも最大になり、10歳を過ぎると急速に小さくなるのが一般的です。

アデノイドは鼻の突き当たり、すなわち、のどの一番上の鼻咽腔(上咽頭)といわれる所にあります。この場所には中耳と“のど”を結ぶ耳管が開口しており、耳、鼻、“のど”の真ん中に位置します。アデノイドが大きすぎたり、炎症が起こると、耳、鼻、のどに影響を与え、いろいろな症状が出現します。これがアデノイド増殖症と言われる疾患です。

(引用元:アデノイド増殖症|神尾記念病院

睡眠中にいびきをかいたり無呼吸になるなど睡眠障害が見られる場合は、アデノイドを切除する手術が必要です。アデノイドを放っておくと蓄膿症や難聴になる可能性もあるので、お子さんが呼吸障害や睡眠障害かもしれないと思ったらすぐに病院で診察してもらいましょう。

蓄膿症

蓄膿症とは、「慢性副鼻腔炎(ふくびくうえん)」のことです。副鼻腔に膿がたまることが原因で、鼻がつまったり、イヤなニオイがしたりといった不快な症状が起こる病気です。副鼻腔炎は、ほとんどの場合「急性鼻炎(鼻かぜと呼ばれるもの)」が長引くことで起こります。細菌やウイルスによって副鼻腔の粘膜に炎症が起こると、細菌などを鼻水と一緒に体外へ排出する力が弱まり、副鼻腔に膿がたまってしまいます。そして、副鼻腔にたまった鼻水・膿や細菌などが、副鼻腔の粘膜を傷つけ炎症を起こします。それが原因となって、さらに病原体も増え、炎症が治りにくくなる悪循環に陥ってしまうのです。

(引用元:蓄膿症について|ゆたか倶楽部

風邪をひいて熱が下がっても鼻水や咳が10日ほど治らない場合は、蓄膿症の可能性があります。蓄膿症かどうかは病院のレントゲンで判断することができ、早期発見すれば抗生物質を投与することで改善されます。

鼻水を放っておくと思わぬ病気にかかる可能性もある?

風邪じゃないのに鼻水が止まらない、あるいは鼻づまりがひどい場合、そのまま放っておくと思わぬ病気にかかってしまう可能性もあります。先ほども説明したアレルギー性鼻炎は鼻から呼吸ができず、口呼吸になることで常に口を開けた状態になってしまいます。そうなると喉が乾燥してしまい、喉の風邪をもらいやすくなってしまいます。また、大人になると睡眠時無呼吸症候群になる可能性もあります。

鼻のクリニック東京の「子供の鼻づまり治療」には、下記のように記載されています。

「鼻づまり」が子どもの成長に及ぼす弊害は、あまり注目されてきませんでした。しかし鼻づまりがあると熟睡できず、日中にぼんやりしたり、「キレやすい」「集中力がない」「落ち着きがない」などの症状が出ることがあります。運動するとすぐ息切れしたり、背が伸びにくかったりするほか、歯並びに悪影響があることもわかっています。

実際、当院で治療して鼻呼吸を取り戻した子どもたちには、集中力・運動能力・知的能力の向上、身体の発育や精神の安定などにおいて、目を見張るほどの変化が見られます。「鼻づまり」には治療が必要であり、また治療により改善が可能であることを、まずご理解いただきたいと思います。

(引用元:子供の鼻づまり治療|鼻のクリニック東京

このように、鼻水や鼻づまりが原因でさまざまな弊害が起こってしまいます。子供の健やかな成長のためにも鼻水や鼻づまりを甘く見ず、必要な対応をしてあげることが大切です。

まとめ

自宅で子供の鼻のケアをする際は、鼻水を拭いた後、鼻の下にクリームを塗るようにしましょう。また、鼻づまりを解消するには、蒸しタオルを鼻の付け根に当てて鼻くそのかたまりをほぐす必要があります。

鼻づまりの原因として、風邪を除いては以下の3つが挙げられます(ただし、例外もあります)。

  • アレルギー性鼻炎
  • アデノイド増殖症
  • 蓄膿症

お子さんの症状によっては、早急に病院へ行って診察してもらった方がいいので、各症状がどういったものかしっかり把握しておきましょう。

参考
子供の鼻づまり治療|鼻のクリニック東京
新生児から小学生までの子どもの鼻のふき方、かませ方|エリエール
深刻な症状につながる恐れも!? 早期に対処したい子どもの鼻づまり|ベネッセ教育情報サイト
赤ちゃんの鼻づまりについて教えて!|Woman excite

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masaaki

【職業】 会社員/フリーライター 【経歴】 地方国立大学卒業後製造工場に就職。現在、サラリーマンとして働く一方ライターとして活動中。2児の父。個人ブログを1つ運営中。 【趣味】 ・子供と遊ぶ ・読書 ・野球(観戦とプレー両方) 【得意分野】 ・家事 ・育児 ・教育 ・就職/ビジネス関係 ・スポーツ関係